教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Hさんの日本画完成

2015年09月24日 | 教室風景

Hさんは福井の旅で取材されました。


「お水送り」  日本画  F6

石段の向こうに見えるのは伝統的神事「お水送り」で知られる若狭
神宮寺の本堂です。朝もやのなか周囲の森は輝いて見え、降り注ぐ
光は優しく訪れた者の心の中まで温めてくれるようです。薄絹を重ねる
ような精細な進め方で名刹の風雅な佇まいを見事に表現されました。

近づいてみました。


制作のどの過程においても光と空気の流れを意識されているHさん。
作品と向き合う時間を多くとり、絵の具選びや筆選びも慎重です。
納得のいく雰囲気が出るまで時間をかけた完成作は静けさの中に
生気がみなぎり、やわらかくも迫力があって見入ってしまうのです。

風景画が多かったHさんは次に小鳥を描く予定。楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。



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上郷森の家まわりの植物9月

2015年09月24日 | 自然

とうとう連休中は出かけられず仕事ばかりしていました。
ずっと晴れていたというのに!

なので最近上郷森の家まわりで撮影した植物たちをご紹介します。


ノシランの蕾です。


ノシランの花開いた姿がこちら
よく見ると極小の毛虫があちこちの花についていました。
何だろう?蛾の幼虫かな。

花姿は地味ですが


1月になれば実が青緑~青紫まで、美しく色づきます。
彩りの少ない厳冬期にこの艶やかな色を目にすると嬉しくなります。


ガマズミの実は朱赤、のはずなのに毛羽立った緑色の玉が
見られるときがあります。これはタマバエの仲間による虫こぶなのだとか。


今年も豊作♪のスズメウリ
実が真っ白になるのも楽しみですがその頃には寒くなっているでしょう・・。


このヒヨドリバナの花にはハナムグリやらハナバチがやってくるはず
なのですが、今年はいくら待っても何も来ない。
今年の虫の少なさに何か空中散布でもしたのかと疑いたくなります。


いろいろ薬効があるというゲンノショウコ。干して煎じたものは
健胃整腸剤として昔から利用されてきたそうです。
華やかな赤花もいいですが控えめな白が見ていて落ち着きます。


今年は見かけることが多いようなキンミズヒキ
秋も深まった頃この実がよく服にくっつきます。

秋の植物を見ていたら今の時期にしか会えない生き物にも
会いたくなって、今すぐ森へ出かけたくなってしまいました。






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