Hさんは秋の光景を描かれました。
「静寂」 日本画 F8
清らかに設えられた日本庭園は彩りの季節を迎え華やいでいます。
整然と並んだ木々にぴりりと入れられた線は降り注ぐ秋の澄んだ光
を表し凛とした雰囲気をかもしだしています。やわらかく伸びやかな
筆致と鋭い線描の響きあいが爽快で園内を気持ちよく散策できます。
近づいてみました。
重なりが多い風景のため手前と奥で表現の差をつけました。手前の
木は粗い粒子の岩絵の具をかさねて厚みと質感を出し、奥の木々
は細かい粒子で描きこんだあとに数色かけて彩度を落としました。
Hさんの持ち味が発揮され明るく清涼感がある作品に仕上がりました。
どの作品も光に満ち溢れているHさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
プリンターめ・・・。上トレイの紙送りは光沢ハガキだと使い物にならず
購入してきっかり一年でまた調子が悪くなってしまいました。
何と言ってもインクがあっという間になくなる!
などと考えながらそう近くもない電器店へインクを買いに出かけたら
交差点で公園のバラがちらりと見えました。
ちょっとだけ・・・
青空だ~♪やっぱり外はいい!
日差しが痛いくらいです。
おお、来てよかった♪
名札を見たら「デザートピース」とありました。
全体を見ればほとんど見頃を過ぎていて、散っているものや
実が膨らんでいるものも。
なるほど、連休中なのに貸切状態なのも納得。来るのが遅すぎたようです。
咲きはじめから散るまで色が変わっていくのも素敵です。
ブ~ンと何かが飛んできて、すぐ花弁の奥に潜っていきました。
この甲虫は
コアオハナムグリでした。
アオドウガネもいましたが特に白い花に多く見られました。
半分以上のバラの花弁がボロボロ・・・。コガネムシの仲間が
たくさんいるなんて、管理されている方々の苦労がしのばれます。
今年のバラは花弁が縮れているものが多いようにも思いました。
イチモンジセセリも白バラの蜜が好きなようです。
バラの上をウスバキトンボが飛び交って
うろこ雲が広がって・・・秋を感じた午後でした。