教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Aさんの新作日本画

2017年11月15日 | 教室風景

Aさんは北海道で出会った生き物を描かれました。


「好奇心」 日本画 F6

おぼつかない足取りに無垢な眼差し。可愛い今年うまれの仔ヤギ
です。表情豊かな背景は華やかな夢の中にいるよう。体毛まで
緻密に描きこまれAさんの慈しむ気持ちが滲み出ている作品です。

近づいてみました。

粗い粒子で下地をつくったのち花のイメージを盛り上げ、削り
重ねる作業を繰り返して優しく幻想的な雰囲気を創りだしました。
力強い筆致で希望あふれる命を生き生きと鮮やかに表現されました。

構図を練り、進め方も工夫され挑戦し続けているAさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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水面にゆらめくもの

2017年11月15日 | 生き物

昼なお暗い森の中の小さな池。早春にはヤマアカガエルの産卵、
初夏にはシュレーゲルアオガエルの合唱、盛夏にはクロスジギンヤンマの
パトロールと楽しませてもらっていますが、先日


落葉の浮かぶ水面にゆらめいているものがありました。
何だろう?

近づいてみると

息絶えたセスジツユムシに小型のゲンゴロウのような甲虫と


トンボのヤゴが!腹部の先端を水面に出しているのは
呼吸しているのでしょうか。

カメラを水中に入れてみると


エイリアンの口みたい・・


脚でがっちり獲物をつかんでいます。


水が濁っていたのでなかなかピントが合わず。
食事中のヤゴを見れて嬉しかった~♪やっぱり水辺は楽しい!

ここの池は干上がったり冬場は凍ったりと環境が安定しませんが
確かに多くの生物が息づいているようです。


色づいたヌルデの葉にいたのはヒメクダマキモドキ


同じツユムシの仲間がヤゴに食べられているのを見た後だったので
思わずがんばってと声をかけてしまいました。

冬を越す方法はみなそれぞれ。飛ぶ虫はだいぶ減りましたが
森のどこか、何らかの形で命をつなげているのでしょう。
葉の陰、土の中、水の中。幹の中。想像するだけで楽しいです。

コメント (2)
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