Mさんは可愛らしい赤い実を描きました。
「朝鮮五味子」(模写) 水彩画 F6
お手本とした作品は白い背景でしたが
アレンジしてあたたかい色合いにしました。
鉛筆の線は薄く細く、絵の具の塗りだしも
淡くやわらかくはじめました。
Mさんの持ち味はのびやかでいきいきとした
タッチにあるのですが、今回はそれを少し抑え
細かい仕事の繰り返し。当然のことながら
いつもとは一味違った作品となりました。
少しお休みされていたMさん。
復帰されてからはデッサンを描き込み
意欲的に取り組んできました。
次の作品は小鳥!楽しみです☆
Mさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
森の散歩道のアジサイが色づき始めました。
バックコーラスはシュレーゲルアオガエルの声・・
梅雨も悪くないなぁと思います。
上郷森の家別館の中庭では子供たちがシャボン玉遊び☆
笑ったり泣いたり歌ったりで忙しい
元気な子供たちの声をききながら
6月3回目の教室です。
午前中にHさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに!
窓からの風が心地いい~
暑すぎず快適な制作日和でした。
朝の森は
人にもトンボにもほとんど会わず
不思議なほど静かでした。
クララのまわりだけ虫たちの羽音で活気が!
ヒゲナガハナバチの仲間
前回は飛び回って撮影どころではなかったのに
今日はおとなしめ
トラマルハナバチものんびりしたもの。
曇りで気温が低めだったためでしょうか?
葉の上にホタルのような虫がとまっていました。
調べたらオバボタルという名前
幼虫の頃は光るけれども
成虫になったら光らず昼間活動するそうです。
クララでよく見られるシロコブゾウムシ
ゾウムシが愛らしい表情をしているのだと
思うきっかけになった大きなゾウムシです。
ルリシジミも多かったのですが
産卵の様子は観察できず後日に期待☆
クララは初夏の楽しい観察ポイントです。
Uさんの新作2点をご紹介いたします。
「大船渡2008」 水彩画 F6
3年前に旅した時の光景です。
心に鮮やかに残る比類ない景観と海の美しさを
特別な思いをもって表現しました。
心に響く素晴らしい作品です。
「ひよどり」 水彩画 F4
お庭のブロッコリーにとまったヒヨドリを
水彩絵の具の特質を最大限に活かし
自由に楽しんで表現された味わい深い作品です。
納得のいくまでたらしこんだり洗ったり
水をたっぷり使って画面に広がり混ざる
水彩絵の具とのやりとりを心から楽しんでいるUさん。
研究して磨かれた技術があるものの
それが前面に出ることはなく
Uさんの抱く深い思いや感動などが
画面からはあふれ出ていて
見るものはいつのまにかひき込まれるのです。
過去の作品にも今回のモチーフである
大船渡の海とヒヨドリは登場しています。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Uさんのページに掲載されていますので
ぜひこちらもご覧下さい。
大好きなホタルの池は
小さな生き物たちで活気づいています。
水面に近い位置にクモの巣
真ん中にあるのが見えますでしょうか?
木道にはニホンカナヘビがチョロチョロ
動き回っていたショウジョウトンボのオスが
ようやくとまってくれました。
トンボたちはパトロールで忙しい!
まったく動きを止めないのは
クロスジギンヤンマ
右上にオスがいます
真ん中にいるのはクロスジギンヤンマのカップル
珍しくとまってくれたのに遠くて高すぎて・・
上になっているオスの腰の空色がかろうじて見えました。
水上ではクロスジギンヤンマのメスが産卵!
ときおりハラビロトンボのオスに邪魔をされつつも
黙々と次の世代を残し続けていました。
母さんがんばれ!
オオシオカラトンボも出始めて夜は蛍。
いよいよ池の生き物密度が上がってきました♪
Kさんは豊かな実りをいきいきと描きました。
「天地(あめつち)の恵み」 日本画 F6
籠に美味しそうな作物がぎっしり!
色の響きあいも美しくさわやかで
眺めていると満たされた気持ちになります。
前作同様デッサンに時間をかけ、それぞれの
形、質、量感と関わりをじっくり観察しました。
日本画制作に入ってからも
回数を忘れるほど岩絵の具を重ねたことにより
重厚で美しい発色を得ることができました。
ひとつひとつに存在感があり
籠の中の作物は皆こちらを見ているよう!
それに負けない格子柄の布と背景・・
どこを見てもまっすぐで気持ちの良い
見ごたえのある作品が出来上がりました。
Kさんが完成させた日本画はこれで2作目。
はじめての作品である前作も明快で強いのです。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページがありますのでぜひこちらもご覧下さい。
6月2回目の教室日
昨夜のどしゃぶりから一転
爽やかに晴れ上がりました♪
木々の間からさす朝日が力を増して
原生地での貴重なシランの雫にも朝日がキラリ
教室の天窓からも強烈な光が・・
画面の岩絵の具のつきかたや凹凸までよく見えます。
湿度も気温も高いこの時期はニカワ加減が難しく
いつにも増して注意し、描きすすめていきます。
午前中にはKさんが日本画作品を
Uさんが水彩画作品を2点完成させました♪
午後にはMさんが水彩画作品を完成。
順次ご紹介いたしますのでお楽しみに!
森を歩くと
まぶしい~☆
ウツギやイボタノキは満開です
シュレーゲルアオガエルが鳴き交わす
小さな池はいつもより神秘的に・・
大好きなニホンカワトンボが登場していました。
美しい~!
とても似ているアサヒナカワトンボとは
翅で見分けるそうなのですが・・よくわかりません。
もうどっちでもいい!というほどの
魅惑的な琥珀色の輝きです。
ショウジョウトンボも飛びはじめました。
ヤマアカガエルのオタマたちは上陸してしまったけれど
池周りの楽しみはまだまだ続きます♪
森ではウツギが満開を迎えています。
蝶たちが訪れる
この時期を楽しみにしていたのです♪
普段あまり見かけないイチモンジチョウ
ウツギ好き代表?のアオスジアゲハ
アカタテハまで!
入れ替わりたちかわり蝶たちがやってくるので
イスを持ってきていつまでも見ていたいくらい・・
クロアゲハ
この森では黒いアゲハをよく見かけますが
モンキアゲハだけはなかなか撮らせてもらえません。
温暖化の象徴?ツマグロヒョウモン
これはオスですね。
要注意外来生物に指定されたという
アカボシゴマダラ。
ゴマダラチョウやテングチョウはめったに出会えないのに
この蝶はかなり見かけます。
すばしっこいウラギンシジミ
眼が可愛い♪
撮り損ねた蝶はもっといるのです!
蝶の種類の多さは森の豊かさ。
大切にまもりたいものです。
Mさんは子供の頃遊んでいたという
懐かしいトンネルを描きました。
「思い出の貨物引込線」 F8 水彩画
淡く透明感のある画面に
トンネルの向こうが希望の光のように輝いています。
薄塗りなため、水の量を厳密に加減し
溜め、ぼかし、点描、渇筆などを駆使して
さまざまな質を表現しました。
画面の大部分を占める木々の重なりを
描き込んでいくうちに、持っていたイメージから
どんどん離れていってしまうという悩みが。
描きたいイメージを表現するために
いかに省略するか・・とても難しいところです。
何度かモチーフに選んできた
子供の頃から親しみのある場所。
思い入れのあるモチーフこそ、繰り返し
試行錯誤しながら描いてみることで
新しい何かが見つかるかもしれませんね。
どの作品にも明るい光が満ち爽やかな風が吹くMさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のMさんのページに掲載されて
います。ぜひこちらもご覧下さい!
肌寒い雨が上がりました♪
上郷森の家の駐車場につくと
センダンの細かい花びらがハラハラと・・
すっかり葉も大きくなって
今まさに花盛り!
数頭のアオスジアゲハが舞っていました♪
6月初回の教室は
強い日差しが天窓から・・ありがたいことです。
折り返し地点を過ぎ
仕上げにかかる方が多くなってきました。
作品と距離をおいて
離れて見たり、額に入れて見たり。
午後にはMさんが水彩画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに♪
まだ昨日の雨が残る森は
もやがかかって神秘的
ゴミグモの巣だって美しく見えます。
雫が残るウツギの花には
蝶がたくさん!
久しぶりにイチモンジチョウを見ました♪
この蝶を含め雨あがりの森で
見かけた蝶は9種類。楽しい季節です~!
のちほどまとめてご紹介いたします。
昨年6月の草むらで
すねを何かに咬まれ、掻きこわしてから
半年間皮膚科にお世話になりました・・
これからの森歩き、長靴と帽子は必須ですね。
最近、薄暗い森の道で見かけた
小さな肉食系の虫を並べてみました。
アオジョウカイ
背中の青緑色の渋い輝きがなんともいえません。
森の宝石!
と勝手に決めている大好きなハンミョウ。
うっとりするほど美しくて
驚くほど精悍な顔立ちをしています。
追いかけると少し前へ逃げるので
なかなか近づけない・・
この時は珍しく高い梢に飛んでいきました。
肉食らしくない可愛らしい顔つき
ヒゲコメツキのオス
体長は3cmくらいでした。
横浜自然観察の森でたびたび出会うシリアゲ
色合いは地味ですが
観察するとかなり面白い姿です。
お尻の先端がくるりと丸まっているのはオス
こちらはシリアゲのメス
このとがった口吻で体液をすするのでしょうか?
左オス、右がメス
メスが何かを食べているようです。
調べてみると、シリアゲのオスは
メスに食料をプレゼントして求愛
するそうです。カワセミみたいですね♪
見回せば虫だらけの6月。
新しい出会いの予感にワクワクします。