教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Mさんの新作水彩画

2011年06月12日 | 教室風景

Mさんは可愛らしい赤い実を描きました。



「朝鮮五味子」(模写)  水彩画  F6

お手本とした作品は白い背景でしたが
アレンジしてあたたかい色合いにしました。
鉛筆の線は薄く細く、絵の具の塗りだしも
淡くやわらかくはじめました。
Mさんの持ち味はのびやかでいきいきとした
タッチにあるのですが、今回はそれを少し抑え
細かい仕事の繰り返し。当然のことながら
いつもとは一味違った作品となりました。

少しお休みされていたMさん。
復帰されてからはデッサンを描き込み
意欲的に取り組んできました。
次の作品は小鳥!楽しみです☆
Mさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クララ咲く

2011年06月11日 | 教室風景

森の散歩道のアジサイが色づき始めました。



バックコーラスはシュレーゲルアオガエルの声・・
梅雨も悪くないなぁと思います。



上郷森の家別館の中庭では子供たちがシャボン玉遊び☆

笑ったり泣いたり歌ったりで忙しい
元気な子供たちの声をききながら
6月3回目の教室です。



午前中にHさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに!



窓からの風が心地いい~
暑すぎず快適な制作日和でした。

朝の森は
人にもトンボにもほとんど会わず
不思議なほど静かでした。



クララのまわりだけ虫たちの羽音で活気が!

ヒゲナガハナバチの仲間
前回は飛び回って撮影どころではなかったのに
今日はおとなしめ



トラマルハナバチものんびりしたもの。
曇りで気温が低めだったためでしょうか?



葉の上にホタルのような虫がとまっていました。
調べたらオバボタルという名前
幼虫の頃は光るけれども
成虫になったら光らず昼間活動するそうです。



クララでよく見られるシロコブゾウムシ
ゾウムシが愛らしい表情をしているのだと
思うきっかけになった大きなゾウムシです。

ルリシジミも多かったのですが
産卵の様子は観察できず後日に期待☆
クララは初夏の楽しい観察ポイントです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Uさんの水彩画2点

2011年06月10日 | 教室風景

Uさんの新作2点をご紹介いたします。



「大船渡2008」  水彩画  F6

3年前に旅した時の光景です。
心に鮮やかに残る比類ない景観と海の美しさを
特別な思いをもって表現しました。
心に響く素晴らしい作品です。




「ひよどり」  水彩画  F4

お庭のブロッコリーにとまったヒヨドリを
水彩絵の具の特質を最大限に活かし
自由に楽しんで表現された味わい深い作品です。

納得のいくまでたらしこんだり洗ったり
水をたっぷり使って画面に広がり混ざる
水彩絵の具とのやりとりを心から楽しんでいるUさん。
研究して磨かれた技術があるものの
それが前面に出ることはなく
Uさんの抱く深い思いや感動などが
画面からはあふれ出ていて
見るものはいつのまにかひき込まれるのです。

過去の作品にも今回のモチーフである
大船渡の海とヒヨドリは登場しています。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Uさんのページに掲載されていますので
ぜひこちらもご覧下さい。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロスジギンヤンマの産卵

2011年06月09日 | 生き物

大好きなホタルの池は
小さな生き物たちで活気づいています。



水面に近い位置にクモの巣
真ん中にあるのが見えますでしょうか?



木道にはニホンカナヘビがチョロチョロ



動き回っていたショウジョウトンボのオスが
ようやくとまってくれました。
トンボたちはパトロールで忙しい!

まったく動きを止めないのは
クロスジギンヤンマ



右上にオスがいます



真ん中にいるのはクロスジギンヤンマのカップル
珍しくとまってくれたのに遠くて高すぎて・・
上になっているオスの腰の空色がかろうじて見えました。



水上ではクロスジギンヤンマのメスが産卵!



ときおりハラビロトンボのオスに邪魔をされつつも
黙々と次の世代を残し続けていました。
母さんがんばれ!

オオシオカラトンボも出始めて夜は蛍。
いよいよ池の生き物密度が上がってきました♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Kさんの日本画完成

2011年06月08日 | 教室風景

Kさんは豊かな実りをいきいきと描きました。



「天地(あめつち)の恵み」  日本画  F6

籠に美味しそうな作物がぎっしり!
色の響きあいも美しくさわやかで
眺めていると満たされた気持ちになります。

前作同様デッサンに時間をかけ、それぞれの
形、質、量感と関わりをじっくり観察しました。
日本画制作に入ってからも
回数を忘れるほど岩絵の具を重ねたことにより
重厚で美しい発色を得ることができました。

ひとつひとつに存在感があり
籠の中の作物は皆こちらを見ているよう!
それに負けない格子柄の布と背景・・
どこを見てもまっすぐで気持ちの良い
見ごたえのある作品が出来上がりました。

Kさんが完成させた日本画はこれで2作目。
はじめての作品である前作も明快で強いのです。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページがありますのでぜひこちらもご覧下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光り輝く森

2011年06月07日 | 教室風景

6月2回目の教室日
昨夜のどしゃぶりから一転
爽やかに晴れ上がりました♪



木々の間からさす朝日が力を増して



原生地での貴重なシランの雫にも朝日がキラリ

教室の天窓からも強烈な光が・・
画面の岩絵の具のつきかたや凹凸までよく見えます。
湿度も気温も高いこの時期はニカワ加減が難しく
いつにも増して注意し、描きすすめていきます。



午前中にはKさんが日本画作品を
Uさんが水彩画作品を2点完成させました♪



午後にはMさんが水彩画作品を完成。
順次ご紹介いたしますのでお楽しみに!

森を歩くと



まぶしい~☆
ウツギやイボタノキは満開です



シュレーゲルアオガエルが鳴き交わす
小さな池はいつもより神秘的に・・



大好きなニホンカワトンボが登場していました。
美しい~!



とても似ているアサヒナカワトンボとは
翅で見分けるそうなのですが・・よくわかりません。
もうどっちでもいい!というほどの
魅惑的な琥珀色の輝きです。

ショウジョウトンボも飛びはじめました。
ヤマアカガエルのオタマたちは上陸してしまったけれど
池周りの楽しみはまだまだ続きます♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月初旬の蝶

2011年06月06日 | 生き物

森ではウツギが満開を迎えています。



蝶たちが訪れる
この時期を楽しみにしていたのです♪



普段あまり見かけないイチモンジチョウ



ウツギ好き代表?のアオスジアゲハ



アカタテハまで!
入れ替わりたちかわり蝶たちがやってくるので
イスを持ってきていつまでも見ていたいくらい・・



クロアゲハ
この森では黒いアゲハをよく見かけますが
モンキアゲハだけはなかなか撮らせてもらえません。



温暖化の象徴?ツマグロヒョウモン
これはオスですね。



要注意外来生物に指定されたという
アカボシゴマダラ。
ゴマダラチョウやテングチョウはめったに出会えないのに
この蝶はかなり見かけます。



すばしっこいウラギンシジミ
眼が可愛い♪

撮り損ねた蝶はもっといるのです!
蝶の種類の多さは森の豊かさ。
大切にまもりたいものです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mさんの水彩画完成

2011年06月05日 | 教室風景

Mさんは子供の頃遊んでいたという
懐かしいトンネルを描きました。

「思い出の貨物引込線」  F8  水彩画

淡く透明感のある画面に
トンネルの向こうが希望の光のように輝いています。
薄塗りなため、水の量を厳密に加減し
溜め、ぼかし、点描、渇筆などを駆使して
さまざまな質を表現しました。

画面の大部分を占める木々の重なりを
描き込んでいくうちに、持っていたイメージから
どんどん離れていってしまうという悩みが。
描きたいイメージを表現するために
いかに省略するか・・とても難しいところです。
何度かモチーフに選んできた
子供の頃から親しみのある場所。
思い入れのあるモチーフこそ、繰り返し
試行錯誤しながら描いてみることで
新しい何かが見つかるかもしれませんね。

どの作品にも明るい光が満ち爽やかな風が吹くMさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”の中のMさんのページに掲載されて
います。ぜひこちらもご覧下さい!

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月最初の教室

2011年06月04日 | 教室風景

肌寒い雨が上がりました♪



上郷森の家の駐車場につくと
センダンの細かい花びらがハラハラと・・
すっかり葉も大きくなって



今まさに花盛り!
数頭のアオスジアゲハが舞っていました♪

6月初回の教室は
強い日差しが天窓から・・ありがたいことです。



折り返し地点を過ぎ
仕上げにかかる方が多くなってきました。
作品と距離をおいて
離れて見たり、額に入れて見たり。



午後にはMさんが水彩画作品を完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに♪

まだ昨日の雨が残る森は



もやがかかって神秘的



ゴミグモの巣だって美しく見えます。



雫が残るウツギの花には
蝶がたくさん!



久しぶりにイチモンジチョウを見ました♪

この蝶を含め雨あがりの森で
見かけた蝶は9種類。楽しい季節です~!
のちほどまとめてご紹介いたします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森の小さな肉食昆虫たち

2011年06月03日 | 生き物

昨年6月の草むらで
すねを何かに咬まれ、掻きこわしてから
半年間皮膚科にお世話になりました・・
これからの森歩き、長靴と帽子は必須ですね。



最近、薄暗い森の道で見かけた
小さな肉食系の虫を並べてみました。



アオジョウカイ
背中の青緑色の渋い輝きがなんともいえません。

森の宝石!
と勝手に決めている大好きなハンミョウ。
うっとりするほど美しくて
驚くほど精悍な顔立ちをしています。
追いかけると少し前へ逃げるので
なかなか近づけない・・
この時は珍しく高い梢に飛んでいきました。



肉食らしくない可愛らしい顔つき
ヒゲコメツキのオス
体長は3cmくらいでした。



横浜自然観察の森でたびたび出会うシリアゲ
色合いは地味ですが
観察するとかなり面白い姿です。
お尻の先端がくるりと丸まっているのはオス



こちらはシリアゲのメス
このとがった口吻で体液をすするのでしょうか?

左オス、右がメス
メスが何かを食べているようです。
調べてみると、シリアゲのオスは
メスに食料をプレゼントして求愛
するそうです。カワセミみたいですね♪

見回せば虫だらけの6月。
新しい出会いの予感にワクワクします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする