Hさんは親しみのある通りを描かれました。
「夢に見る街角」 日本画 F6
横浜の海風が吹き抜ける通り。すがすがしい木漏れ日が街ゆく
人々をやさしく照らしています。丁寧であたたかみのある表現が
見る者を包みこむ、幸せな夢の中にいるような光に満ちた作品です。
近づいてみました。
端々まで緻密に描きこんだのち岩絵の具を流しがけ、ふたたび
描きおこすことを繰り返しやわらかな空気感を表現されました。
美しく深く静穏な世界は驚くべき粘り強さで生み出されました。
細やかさと大胆さが同居し幅広い表現をされているHさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
今年も美しく色づきました。
この葉っぱ、何かな~と思い続けてはや数年。
ハゼノキなのかな?
見ているだけで嬉しい♪
脈が目立つこの葉っぱは、ヤマハゼ?
道から外れた踏み込めない場所に生えていたこちらの大きな樹は
ヤマハゼで合っていると思います。
葉に細かい毛が生えているそうですが確かめる術がなく
断言ができません。
実がなっていました。
似たような葉、似たように大きくなるものはけっこうあって
これはカラスザンショウ
トゲがあり、ミカン科特有の香り。この森で多く見られます。
確信がもてるのは特徴的なこのカラスザンショウだけ。
ウルシの樹の下を通っただけでかぶれる人もいるそうなので
その種のものが道沿いに生えていたら伐採されてしまうかも。。
なかなか見かけることはありません。
ヤマウルシ、ヤマハゼ、ハゼノキ。見分けられるようになりたいです。
Yさんは旅先で取材されました。
「長野飯山稲刈りと稲干し(はぜ干し)」 水彩画 F4
代々受け継がれてきた地と技術。郷愁を感じる大切にしたい情景
を持ち前の強い線と華やかな色で勢いよく鮮明に表現されました。
Yさんの思いがまっすぐ伝わってくる明快で生気に満ちた作品です。
近づいてみました。
彩度の高い水彩絵の具をのせたのち水彩色鉛筆で描きこみ更に
絵の具を厚く重ねて洗い落す。時間をかけて積み上げられた
幅広く濃密な作業が物語を広げ作品を趣深いものとしています。
画材を組み合わせ独自の世界を探求し続けるYさんの過去の
作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”のなかの
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
枯れ色が増え続ける森で赤い実は目立ちます。
かわいらしいヒヨドリジョウゴ
摘まみたくなりますが食べないほうがよさそうです。
見つけると嬉しくて何枚も撮影してしまうのに
晩夏に咲くヒヨドリジョウゴの花はつい見過ごしてしまいます。
実が似ているものに
ハダカホオズキがあります。
ハダカホオズキの花はいつか撮ったはずだけれど探し出せず。
花期の夏は昆虫が多いのでついそちらに重点を置きがちです。
実は赤くないけれど似た仲間はたくさんあり
今熟し始めたのはアメリカイヌホオズキ
まだ花もたくさん咲いています。極小のナスの花のようです。
見過ごしていたものが気になる季節。。
落とし物を探すようでいつにもまして歩みが遅くなります。
朝7時頃、東の空に虹が出ていました。
薄い雲が広がった空をよく見ると太陽の周りに大きな輪が
できているようでした。撮れたのは低い場所の短い虹でしたが
よいことがありそう♪嬉しくなりました。
11月四回目の教室日。お昼休みには本館ロビーで作品展の飾りつけ
をする予定です。
新作に取り組みデッサンする方、下地作りをする方、描きこむ方、
完成させて額に入れる方。皆さんそれぞれの世界に没頭されています。
午前中、IさんとHさんがそれぞれ日本画作品を、Uさんが水彩画作品、
Hさんが鉛筆画作品を完成させました。順次ご紹介してまいります
のでお楽しみに☆
朝の森はやや曇っていましたが風はなく快適に散策できました。
まだ緑色の葉は多いものの葉を落とした樹も増えてきました。
目の前で鳥が飛び立ちびっくり!
正体はコジュケイ。池向こうの枝にとまりました。
美しい配色の鳥です。近くに家族がいるのでしょうから
すぐその場を去りました。
お昼、上郷森の家本館ロビーへ「森のなかま展」の飾りつけをしました。
今回も多くの方に参加していただいて助かりました♪
毎年11月1日~30日まで、3つの上郷森の家絵画教室が10日間ずつ
会期をいただいて作品を展示する上郷森の家主催の絵画展。
今年は月・金曜日に活動している我々グループ彩雲が最終組です。
私が作品を1点車の中に置き忘れるというミスのせいでばたつき
余計に時間がかかってしまいましたが45分ほどで作業は無事終了♪
記録したがる講師に付き合っていただき集合写真をパチリ。
(ふんわり加工を施しました☆)
会期は11月30日まで。
心をこめて描いた日本画・水彩画・パステル画・鉛筆画が並びます。
お近くにお越しの際はどうぞお立ちより下さい。
駐車場は1時間無料、レストラン、お風呂など施設利用があれば
3時間無料となります。宿泊施設があるので本館ロビーは何時でも
入ることができ作品展をご覧になれます☆
晩秋の日差しにカマツカの赤い実がきらめいていました。
今年の実は少なめかな?
極小の姫リンゴのようです。
葉が黄色く色づく前に枯れ色になり、実も落ち始めています。
4月下旬に咲いていたカマツカの花。コデマリに少し似ていますね。
ほかに赤い実りはないかと探すと
地際にありました。ウラシマソウの実りです。
10月、まだ実は青く茎が立っていました。
4月下旬の花。中心から伸びた細長いムチのようなものを
浦島太郎の釣り糸に見立てての和名。とても覚えやすいです。
この森にあるテンナンショウの仲間はウラシマソウが多いのですが
近くに似ているものが少しありました。
丈が高く
粒はふぞろい。
同じ場所で4月下旬に撮影したこの植物。
ウラシマソウと同じサトイモ科テンナンショウ属なのは
わかりますが、似たようなものがたくさんあって名前はわからず。
マムシグサなのかな~?
これらの実は小鳥が食べることがあるそうなのですが
ついばむ姿はまだ見たことがなく、これからの楽しみです。
久しぶりにテイカカズラの茂みを見上げたら
丸いものがたくさんぶらさがっていました。
先がくっついている。。
虫こぶのようです。調べるとテイカカズラミタマバエが寄生した
もの。名称はテイカカズラミサキフクレフシとなるそうです。
本来テイカカズラの実はこのように細長く、2本が根元でくっついている
のが正常なのだそうです。
5月中旬に咲いていたテイカカズラの花
晩秋に細長い果実ができるとは想像しがたい花姿です。
虫こぶといえば
現在実が熟しているカラスウリには
こんなふうに茎が変形したものが時折見られます。
茎に寄生しているのはウリウロコタマバエで
この虫こぶをカラスウリクキフクレフシと呼ぶのだそうです。
ノブドウの華やかな彩りも寄生されているからこそ。
ノブドウミタマバエに寄生された実の名称はノブドウミフクレフシ。
ヨモギの葉裏に球状のフワフワが並んでいました。
ヨモギワタタマバエが寄生しており、この虫こぶは
ヨモギクキワタフシと呼ばれるそう。
虫こぶの名称は植物名・発生した場所・虫こぶの形+フシ、という
形式があるようです。面白い♪
初めて見たテイカカズラの虫こぶから、他にもいろいろあったな~と
撮影データを探し始めたらものすごい数ありました。
いつか他のものもご紹介できたらと思います。
11月のお教室日は晴れ続き♪朝は冷えたものの気温は上がり
この日も気持ちよく描くことができました。
21日から始まる「森のなかま展」の飾りつけは20日ですし
「第17回グループ彩雲作品展」の搬入日まではあと半月。
出品作がまだ仕上がっていない方はラストスパートです。
といっても普段どおり一筆一筆地道に描くしかありません。
午後にYさんが水彩画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
上郷森の家本館では「森のなかま展」開催中です。
3つある絵画教室が11月中10日間ずつ展示期間をいただいて
催される絵画展。現在は水曜日教室の彩人会の皆さんの力作が
たくさん展示されています。会期は20日までです。
入場料は無料、24時間ご覧になれますのでお近くにお越しの際は
ぜひお立ち寄りください。
隣接する横浜自然観察の森の木々は少しずつ色づいてきました。
クヌギはまだ青々していますがコナラの葉は赤く
リンドウの花は増えていました。見頃は続いています。
この日キノコの大きな塊に出会いました。
地面からモコモコと!
お昼に飲む予定の野菜ジュースパックを並べてみました。
横から見てみるとこんな感じ。つばはありません。
キノコ好きさんに問い合わせると名前はナラタケモドキ
と教えていただきました。食べられるそうです。
朝の森は小鳥のさえずりでにぎやかですが正午頃は静か。
風もなく葉やドングリの落ちる音だけが響いていました。
公園の花壇に華やかな中輪菊が見られました。
嵯峨菊でしょうか。
華奢な枝ぶりですが美しくまとめられています。
黄色は鮮やか!
生前、父は毎年大菊の三本仕立てを何鉢もつくっていて
色とりどりの大輪の菊がたちならぶ11月の庭は実に華やかでした。
美しい菊を見るたび庭に居る父の嬉しそうな笑顔を思い出します。
今年もこちらの素敵な菊を見せてもらえてよかった。。
変わった菊だな~と思い近づいてみると
立派なオニグモがいました!接写しようとしたらお尻から
透明な水様のものを4滴出しました。
気温はさほど低くなかったのでキタテハでも飛来するかと
待ちましたがここではアブのみ。
葉っぱまで健康な菊たち。つくり手の愛情が感じられて
すがすがしい気持ちになりました。
菊の花壇とは違う場所でツマグロヒョウモンのオスと
ヤマトシジミに会えました。
日差しをいっぱい浴びて頑張っています。
寒くなる、と連日TVで聞いていたけれど木曜日まで爽快でした。
今日はどうでしょう?晴れてくれればいうことなしです☆
歩き慣れた川沿いの道は今年何回も草刈り作業が入りました。
そのたびに驚異的な速さで復活する草花に感動し
消えていた昆虫が帰ってきたのを見て喜んでいました。
遅く芽吹いたためかいまだセイタカアワダチソウは咲いていて
先日はテントウムシが多く見られました。
でもあんなにいた蝶がまった飛んでいない。。
いつもの公園の木々の葉は黄色くなり葉を落とし始めました。
小さなトンネルをくぐると出口に黄トラがいました。
あれ?以前会ったことがあるような・・。
この後高いところへ移動してしまったので手を伸ばして撮影すると
横顔でしたがどの猫だったか思い出しました。
ちょうど一年前
こんな困った顔をしていましたっけ。
一年ですっかりたくましく大きくなって健康そうでよかった!
小川わきの道を通ったら聞いたことのある小鳥のさえずり。
ミソサザイだ!と思い必死に探しましたが見つけられませんでした。
虫探索はそろそろお休み。。小鳥の季節が始まりました。