癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

北アルプス山巡り最後の静かな毛勝岳

2008年08月13日 | 登山・旅行
画像は、2023ポコから対面する毛勝岳山頂

今日は休養を兼ねて富山市内観光に予定を変更したばかりだったが、天気予報が「明日の夜から明後日も雨」。疲れたなんて言ってられない。またまた予定変更。道の駅は外気温29℃。暑くて寝られたものじゃない。山中の登山口の方が涼しいだろうと、60kmほど走って片貝第5発電所の先の橋を渡ったところの登山口手前着21:00。案の定23℃と涼しくて爆睡。しかし、運転し始めたのが、ビールを飲んでから1時間しか経っていなかったことに気付いたのはその後。

この山、数年前までは夏道がなく、残雪期に頂上直下まで突き上げる沢を埋める雪渓登りしか方法がなかった。ところが、4年ほど前に北西尾根に夏道ができたらしい。しかし、道標類や登山口の表示も一切ないとのこと。呆れた二百名山だ。橋から300mほど進むと先行者の2台の車があり、登山口を示すテープがぶら下がっていた。
このコースの核心部は登山口から北西尾根へ合流するまでの急登だ。登りも下りもたっぷり汗を掻かされた。尾根に乗ると、立山スギの巨木が目に付く、それほどの急登もない。2000mを越えた辺りから頂上までは雪田跡の快適な花畑の歩きとなる。

頂上が近くなると、朝日~雪倉~白馬~唐松など、今回の前半に登った山々が見える。頂上に近付くに連れてガスが立ち上り、上空は晴れているのに、雲間に見えるのは、鹿島槍と劔岳だけである。やがて、それも見えなくなり下山開始。

登り4時間半。下り3時間半。出会った人は4人だけ、これまでの北アルプスの最少記録。確かに疲れてはいたが、これで、今回の21山を加えて、一昨年から延べ4回で北アルプスにある日本三百名山33山を完登したことになる。これで、しはらくは北アルプスにくることもないだろう。

温泉に入って、今ブログを打っていたら、予報通り雷がなって本格的な雨になった。明日はのんびり富山市市内観光でもして、新潟へ向かう予定。