以前から見たいと思っていた七飯町にあるザゼンソウの群生地を教えてもらって出掛けてきた。
<ザゼンソウ(座禅草)>(Wikipediaから抜粋)
仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる。また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶ。
周囲の氷雪を溶かして開花する。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。
中の団子状に付いているポツポツとした黄色いのが花で、花粉がこぼれていた。子供の頃は、このザゼンソウもミズバショウも気持ちの悪い花だったのだが・・・。
これでもほんの一部・・・予想を超える広さと量だった。
この群生地の隣には、北海道新幹線工事現場から掘り起こして移植した場所があった。移植したのは350株とのこと。
はこだて自然倶楽部の鎌鹿さんによると、もともと車両基地および基地 への取り付け道路の予定地に群生していたものを函館自然観察会が、事業主の北海道新幹線建設局 へ函館市、七飯町を通じて保全を要望して実現したらしい。
例年どおり、20日過ぎが花が揃うころでしたのでバッチリでヨカッタです。
この荒地にはノビタキ、ノスリやキジなどもやってきて野鳥の楽園でもあり、七飯町で保護すべき保全地域に考えているゾーンです。コンサルの調査では2400株以上のザゼンソウがこの地域に生息しているとされていますから大変な数ですね・・・。
確かに野鳥もたくさんいました。
全国のザゼンソウの群生地は、それなりに保護されていたり、公園となっているところも多いようです。
ここもぜひそうなって欲しいですね。