癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

展望には恵まれなかった栗駒山

2018年07月30日 | 登山・旅行
 北海道新聞みなみ風連載の「どうなん・とうほく山楽紀行」は、当初の予定では、11月末で終了予定だったが、来年の2月まで延期を依頼された。
 これまでは、東北の山は、秋田市・盛岡市・宮古市のラインより北の山をリストアップしていた。しかし、新たに2山リストアップしなくてはならなくなった。そこで、もう少し南の焼石岳と栗駒山を再取材目的で再訪することにした。

 今日は栗駒山の予定だったが、朝の内は雲で山が見えなかった。そこで、厳美渓やその近くをウロウロして、天気待ちをした。そのうちに、山が見えてきたので、前回と同じ須川温泉コースの登山口へ向かった。

⭕栗駒山(1627m)

   
 地獄谷まで登ってようやく姿を見せた栗駒山山頂

 この栗駒山は、岩手県、秋田県、宮城県の3県に跨がる山である。紅葉の美しさで有名な山でもある。前回はその紅葉の真っ盛りの時期に登っていて、その素晴らしさ以外は余り印象のない山だった。しかし、今回再訪してみて、火山地形や湿原などもなかなか魅了的な山だった。

    
 11:00、登山口の須川温泉の豊富な温泉の湧出量に驚きながらスタート。

    
 まもなく名残ヶ原を通過。しかし、目指す頂上は見えず。前回は、ここから眺めた直径斜面の紅葉が素晴らしかったのを覚えている。

    
 1944年の水蒸気爆発で生まれたエメラルドグリーンの昭和湖。自分と同じ年齢である。

    
 下の名残ヶ原ではすでに終わっていたキンコウカ

 稜線に出た所が天狗平たが、ガスで何も見えなかった。

    
 最も大倉目についたノリウツギ

    
 天狗平から少し登った所で一瞬ガスが晴れて、頂上方向が見えた。

    
 12:35、1時間35分で、小学校の遠足の子供たちが休んでいる頂上に到着。宮城県側の中央コースを登って来たそうだ。
 あいにく、ガスに巻かれて展望はまったくなかった。

    
 13:00、下山は、登りて追い越した方と、周回できる産沼コースを下りることにした。しかし、登り始めてすぐに後悔した。両側から被さるササが凄い。

    
 一瞬ガスが晴れて見えた下山時唯一の展望。

    
 唯一のチャームポイント、コースの由来となっている産沼。

    
 ヨツバヒヨドリに群がるアサギマタラ。この蝶はこの花が好きなようだ。富士山の村山古道のこの花にもたくさん群がっていた。

 産沼コースは、名残ヶ原の上で合流するが、本当につまらないコースだった。同じ須川コースを往復した方が良かったと思ったが、後の祭り。

    
 14:45、登りより時間が掛かり、1時間45分で、須川高原温泉に到着。

    
 本館と離れたところに露天風呂もあったが、アブが凄いとのことで、旅館の風呂の方に入った。湯量が豊富なこともあり、大きな湯船だった。露天風呂も旅館の風呂も600円。

⭕天気待ちで見た所(写真のみ)

       厳美渓
     

      

    
 ハグロトンボ(神様トンボ)


     達谷窟(たっこくのいわや)
    
 
    

        
 

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