癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

雲海を抜けたら、好天の焼石岳

2018年07月31日 | 登山・旅行
    
 姥石平の花畑から山頂部を見上げる。
 とにかく花の多い山だった。ここの花畑に咲いている花だけで、トウゲブキ、ギボウシ、ツリガネニンジン、アキノキリンソウ、ハクサンボウフウ、ハクサンフウロなどなど。

 この焼石岳(1548m)は、奥羽山脈上の岩手県にある焼石連峰の主峰である。積雪が多く、森林限界が低いことから高山植物の多さや規模の大きさが特色の山である。

 三百名山巡りでこの山を訪れたのは、06年の紅葉の見事な10月上旬だった。 このときは、午前中にこの山を登り、午後から昨日再訪した栗駒山にも登っている。
 実は、その前年の11月上旬にも訪れているが、膝上の積雪のため、中沼で撤退している。

 前夜の内に中沼コースの登山口に入って車中泊。朝を迎えたら、ガスに包まれていた。2日続けて展望のない山は嫌だ。躊躇しながら天候回復を待つ。
 6:30、ダメなら途中で戻っても良いと意を決して、スタート。

 中沼まで登ったが、見えるはずの焼石連峰は見えず。しかし、ガスの間から陽光が指してくる。晴れることを期待して、歩を進める。

    
 中沼から焼石連峰を望む(下山時撮影)。
 
 さらに、上沼まで進むと、青空が見えてくる。もう迷うことなく前進。

    
 上沼から焼石連峰を望む。頂上は右奥のピーク(下山時撮影)

    
 トウゲブキとギボウシは、下から頂上直下まで、ずっと登山道沿いに咲いていた。

    
 冷たくて美味しい銀明水。「焼石に水」どころか、暑くて汗をたっぷり掻いたので、往復共にがぶ飲みし、元気回復。

    
 上を向いて咲くウゴアザミ?の群生

    
   大きなキイチゴに驚く。もちろん口の中へ。

    
    姥石平の上の泉水沼から山頂部を望む。

    
    ミヤマリンドウ

    
    ヒオウギアヤメ

    
    トモエシオガマ

    
 ハクサンイチゲとハクサンフウロ。北海道のエゾノハクサンイチゲは、早い時期の花なので、ハクサンフウロと一緒に咲くなどとは考えられない。

    
    山頂直下の急登
 
    
 9:40、3時間05分で、頂上到着。12年前は2時間10分で登っている。今回は途中で戻ることも考えて、初めはゆっくり歩いたとはいえ、自分でも驚く速さだ。

    
 春に函館に転勤してきたというご夫妻。(ブログアップご快諾)

 先にスタートし、先着していた北見ナンバーの車のご夫妻は、この春に函館に転勤してきた方だった。名刺を差し上げたら「新聞に連載していますよね。いつも楽しみに読んでいます」とのうれしいお言葉。まさか、このような山でお会いできるとは感激ものである。いろいろおしゃべりをして過ごす。
 1週間の休みがとれたので、一昨日は岩手山に、昨日は早池峰山に登り、明日は秋田駒ヶ岳に登るとのこと。

    
 下山するころにようやく姿を表した栗駒山。

    
 泉水沼や姥石平を見下ろす。右の山は横岳。

 気持ちのよい晴天の下て、45分も休んで、10:25、下山開始。先に下山した函館のご夫妻を追い抜いて、12:30、2時間05分でゴール。

 車で下っていくと、焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆがあったので、そこで、のんびり過ごす。 

    

 東北も暑い。国道4号を走っている夕方なのに37℃。コンビニでアイスを買いに降りたら、熱風!  
 明日はもっと暑くなる予報とか?

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