陰を狙って、早朝作戦決行!と言ってもいつもより1時間早く岩場へ。無論誰もいません。
"Bonobo 7b+ 22m"アップがてら取り付いてみたものの、第一核心で指が開いててフォール。いいんですアップだからと言い聞かせる。
30分開けての2便目、第三核心の一手止めたが、動こうとすると外れてしまった。
前回よりほんの少し掛かりは良かった気がしたのだが…
"Mr.magoo Ext 8a"Ynさんには朝の日陰は寒かった?動きが悪く7cパートはなんとかこなしたものの、上部でニーバーで腕を挟んじゃったり、ヨレヨレで落ちた。
2便目、慎重に慎重に、しかも今までやってなかったレストでも頑張ってRP!おめでとう!
Extはたった3ピン分のルーフ越えで8aはグレード甘め?
私はひたすら影待。いつ出すの?って聞かれても、どうぞお先にって譲りまくり。何でみんな太陽燦々で登れるの?
あの甘い右手がねって。笑
陰ってからも少し待った3便目、ドイツのお母さんが付け足したヌンチャクで変なことになり焦ったが何とかこなし、第三核心、くー!やっぱり同じ所で落ちるのか!今までで一番マシな掛かりだったのに⁉動くと外れた。
これはもう何か変えなくては…最初の頃に出来ないと却下してきたホールドを使ってみることにして少しワーク。多分少し余裕が出てきたのだろう、行けるかも⁉
4便目、間違わないよう頭でムーブを反芻しながら第三核心、浅くしか掛からなかった一手がガッツリ止まった!そこからは決めてた位置じゃない所に足がいったりしたが、必死でホールドを利かせて終了点へクリップ!
反省点は色々あるけれど、最終的に右に逃げず拘ったラインで登れたことが嬉しい。(右ラインでも許容範囲だったのかもしれないけれど)私でも美しいラインで登る事が出来るんだって自分に証明したかった。なるべく逃げずに登りたいと思いつつも恐怖心に負けて易しい方へと逃げる事が多かったから。岩の弱点を突くのがクライミングだからそれでもいいのかもしれないけれど、開拓者が見い出したであろうラインで登れたのは本当に良かった。特に第一核心は、正に岩の弱点を突いた素晴らしいホールド位置だった。大きい人には苦もなく届くホールドへ届かす為に足を上げなきゃいけない恐怖、登れば登るほど悪くなるコルネはSanta Linya の"Airline"を彷彿とさせた。登れてしまえばつくづく私の弱点は恐怖心だなと。苦笑
今回の反省点
・恐怖心。これはもう性格的なものなのでしょうがないのかもしれないけれど、こいつのせいでベストなムーブを導き出すのが遅い。
・同じ所で落ち続けた時の見切りの遅さ。そのムーブで押し切るべきか否、始めに出来なかったからといって完全に選択肢から排除しないで、やり込めば余裕が出来て使えるようになるかも。
岩場に着いた時はそよ風だったものが段々突風になって時折り小石やら枯れ枝が上から降ってきた。移動は気を付けて、なるべく岩の基部に居るように。
ダイラとカロリーナにまた会えた!帰りにPanjikaで一杯飲もうとなった。クライマーが集まるこの店に居ると岩場で会った人達が何人も来店その度に、今日はどうだった?どのセクターで登ってるんだ?なんて会話が繰りかえされた。
ダイラもカロリーナもあっちに何ヵ月こっちに何ヵ月、他のクライマーも仕事はあれもやったりこれもやったり、アウトローな人も普通に居て、自分が自分らしく生きるにはそれで良いんだなと思えた。誰の人生でもない自分の人生。