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ぶらり散歩~百間樋

2020年04月27日 | Weblog


甲山四国八十八ヵ所石仏めぐりを調べていている時別の面白そうな記事を見つけたので行ってきた。『宮っ子』内の『ぶらり見てある記パート5 ええとこ西宮~百間樋』参考。
西宮には用水路が張り巡らされていて、百間樋川という川あるが、これも元々用水路?この水路は武庫川から水を引いているので、先ずはその取水口へ行ってみた。

武庫川からの取水地点。
武庫川新橋南側、パチンコモナコの横辺りなので宝塚市だね。
 









ナヨクサフジ Vicia villosa マメ科ソラマメ属


 


すぐ上にある、美幸公園の

横を通って、、、消えた。どこ通ってるんやろ?
 
武庫川パークロードR114を渡って更に西側の用水路?川?迄行ってみるが繋がっていなさそうな…?そのまま伝って南側へ歩くもそれ以上追えなくなったので、R114に戻る。

この用水路は新明和工業の中を通って、

川西川に合流。
 
水門はあるが、いかんせん手前が見えず百閒樋川に繋がっているのか不明。


民家の間を、奥から手前へ、そして仁川へ。
この石畳の下に百間樋が埋められているそうな。
ここ歩いて渡れます。

天正2年(1574年)頃、武庫川から引いた水を村々に行き渡らせるために、なんとこの仁川の下を掘って木製の樋を伏せて水を引いたそうで、その長さが百間(約180m)あったことから百間樋という名がついたんだって。

仁川を渡った先は、百間樋児童公園。

そして公園を抜けると、分岐。
 
左が百間樋川、右が富倉川。もう水路では無く川と表記されているね。
百間樋川沿いにはいけないので、一旦富倉川沿いに南下し、途中左折して百間樋川沿いに進むと、分岐がチラホラ。
 

 


昔は田畑を潤していたんでしょうね。今はほとんど住宅ですがまだ少し畑も残ってるよ。

新幹線をくぐる手前に鯉が居たので覗き込んでいると、手が届きそうなくらい近くまでスズメがやって来た。きっと誰かがここで鯉に餌をやっていてそのおこぼれをいつも狙っているのかな?


ネコさん、その先は進入禁止となっておりますよ!





スーパーマルハチの横は通り抜け禁止と水道局の看板。水路沿いに行きたいのに~仕方なくサザエ本店方面から171号線の水路の所へ行くも、道路渡れんやん!またサザエ方面へ戻り、上大市の地下通路へ。すると百間樋の由来と、起こった争いを描いた壁画があった。

『百間樋の由来』
 今から四百年ほど前、この地域に「百間樋」という灌漑施設がつくられました。
仁川の川底を人の力で百間(一八〇メートル)ばかり掘りぬいて、武庫川の水を段上、上大市、下大市、門戸、高木の五か村に流したものです。
現在、甲武中学校の西側の用水路に残る取樋(花崗岩製)に「字三捨六高木村用水取樋」と彫られています。
 この五か村の用水の後に、下流の九か町村ー上瓦林、下瓦林、御代、広田、中、芝、津門、今津、西宮ーに余った水を流すという条件で、五か村を井親(ゆおや)、九か村を井子(ゆご)とする井組(ゆぐみ)を結成し、百間樋を含めた水路を守り育ててきました。
 この絵は、樋の取り替えや干ばつの時の水の配分をめぐって、井親、井子の間でしばしば起こった争いを書いたものです。
 現在では、百間樋用水の大部分は、水道用に利用されています。

マルハチの向かいの水路。甲武中学校の校舎が見える。
 
水路の左を進むと分岐になっていて、左の水路は更に二手に分かれていた。
左に行かず、直進すると、
 
花崗岩の石が積んであり「字参拾六高木村用水取樋」と彫られてある。
阪神大震災の時に倒れ壊れてしまった。
 
『宮っ子』の記事もこの辺りまでなので、これにて帰路につくことにした。
実際は、水路は沢山分岐していて、あちこちに張り巡らされていて、阪神沿線迄のびているとか。

私の実家がある辺りは元々山で、それを切り崩して作られたベッドタウンなのでこういった歴史的な物は何もない。すぐ西や南は昔からの土地なので何かあるかもしれないけれど。なので今回、そういえば西宮やたらと水路があるなぁと思いウロウロしたのは楽しかったな。
そして実は「百間樋」をずっと「ひゃっけんおけ」と読んでいた私は「ひゃっけんび」と読むことを知ってたいそうビックリした。「び(ひ)」って読むの?!よくよく見たら「桶 おけ」では無く「樋」しんにょう付いてるやん!笑

「樋」
とい 
 1、屋根に流れる雨水を集めて地上に流す仕掛け。
 2、水や湯をはなれた所へ送る仕掛け。

 1、水などを引き送る為にかけ渡した、木、竹などで作った長い管。
 2、物の表面に作った細長い溝。
 3、刀身の背に沿った細長い溝。

今回の百間樋は『ひ』の1だね。



コメント
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