国府地区・ふれあい運動会

2009年09月27日 | ふるさとの話
            (快晴の下、国府地区・ふれあい運動会、
                    テントの向こうに見えるは白亜の校舎)

9月の末にしてはとても暑い一日でした。
今日は恒例の国府地区・ふれあい運動会です。
雲ひとつない秋晴れ、さわやかとは言い難い暑さです。日差しを避けてテントの中か木陰に逃げないと頭が熱い、普段あまりかぶらない帽子を取りに帰ります。
府中小学校区の国府地区は13の地区、地区対抗の競技ですから、ボールを蹴り、転ろがし、頭の上を送り、バケツで受けて、ワイワイガヤガヤ大変な盛り上がりようです。
障害物リレーでは、テントの前で玉が入らず「キャ~、アレ~」の悲鳴、地区対抗リレーでは、「キャ~、ガンバッテ~、ワッ~追いつかれる~」の声援です。

今年からコースの向きが東西に替わり、テントからの声援もとてもしやすい、それに西の真正面には大岡山(おおおかやま)が望めます。
そして右手のテントの向こうに、府中小学校の白亜の校舎です。
世界の冒険家・植村直己さんの偉業を称えて、校舎の正面はマッキンリーをイメージしたデザインなのです。
府中小学校の校舎は、明治7年開校以来幾多の建て替えがなされ、私が通った頃の建造物も正門の凱旋門を残し皆無なのです。

ところで府中小学校・校歌は、昭和34年から41年頃在籍の森淳校長先生の作詞なるもの、それ以前の校歌は分かりません。
国府地区公民館発行の本で、菅村駅一さん著「孫たちに聞かせる話・匂(にお)うふるさと」がありますが、その中に、大正期に歌われた府中小学校の唱歌が載っています。
府中校運動唱歌と云うもの、校歌だったのでしょうか。


府中校運動唱歌


雲にそびゆる大岡山
ふもとに続くその広野
さざ波立ててたで川の
流れさざめくその右は

ここぞわれらの運動場
広き国府のこの野辺に
いざわが友よ打ち連れて
愉快にきょうも遊ばまし

春は桜の咲きにおう
山にのぼらん元気よく
ひばりさえずる野に行かん
れんげ菜種は花盛り

夏は夕べのほたる狩り
暑さわするる水泳ぎ
清き流れのたで川に
たらいの舟も浮かべなん

ちまちのわせ田色付きて
松たけ狩りやくり拾い
楽しき鎮守のみ祭りの
太鼓の音もひびくなり

大岡おろし吹き荒れて
寒さきびしき冬の日も
竹馬鬼ごと駆けくらべ
雪合戦もおもしろや

いでや国府のわが友よ
知識をみがき身をおさめ
み国のために尽くすべき
時こそやがて来たるなれ

唱歌にも謳われています、まん丸の大岡山(おおおかやま)、平成の運動会のテントの中から、今日もくっきり見えてます。
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