(玄関の鉢に差してあります「赤いネコヤナギ」)
一週間ぶりのブログです。 一週間前は、朝から家内の実家にいました。お通夜と、その次の日の告別式の段取りをすすめながら一段落、葬儀屋さんの方が納棺に来られるのを待って、亡くなったお父さんの枕元に集まっていました。 午後3時前だったと思います。E子さんが「地震だ~、揺れてるがな~」と叫ぶ声に、休んでいる身を起してビックリします。低い天井に吊られた電灯が、ユラリ、ユラリといつまでもいつまでも揺れています。それからですねこの一週間の出来事は、もう想像を絶するような、気も遠くなるような恐ろしい出来事です。 大震災の津波被害に遭われた犠牲者の皆さまへ、本当に心からのお悔やみを申し上げます。 被災され厳しい避難生活を余儀なくされている多くの方々、救援のために懸命の作業を続けておられる皆さま、どんな言葉をかけてお見舞いすればよいのか、どんな言葉でご苦労に感謝すればよいのか、心底胸が詰まる思いであります。 体の調子もちょっぴりボチボチという事もあり、この一週間のニュースを見るにつけ、ブログでなにかを書いておるような気持ちになれずとうとう休んでしまいました。
この一週間の間でも寒い曇り空から冷たい雨の日、そして一昨日は3月中旬にしては大雪の冬模様、春の陽気には程遠いものでした。 やっと本日陽が射して、積もった雪も融かすポカポカ天気となりました。「街の電気屋クイズ」の賞品を届けにSさん宅を訪ねます。 玄関明ける戸の前に、植木鉢に差してあります一束のネコヤナギを見つけます。 ピンポ~ン、『こんにちは~、アトム電器ですよ~』と玄関明けて声掛けますと、家の中から奥さんが「ハ~イ、」と、ニコニコ元気に挨拶ですね。 『奥さん、これはなんですか?』と、鉢を指差し尋ねます。「まあ、電気屋さん、今日はどうしたの?、それはネコヤナギよ、赤いネコヤナギですよ」とおっしゃいますね。 『Sさん、ネコヤナギですね。正解がネコヤナギのクイズのご褒美を届けに参りました』と、小さな包みをお渡しします。「街の電気屋クイズ」の3月号は、クロスワードパズルの答が「ネコヤナギ」です。 Sさんも、クイズの解答を店に持ってきていただきそのついでに色々店でお話しを、いつもご贔屓とっても大切なお客様、今日はクイズの賞品を一軒一軒感謝を込めて届けます。 Sさんの奥さんは、「この赤い品種のネコヤナギって、このごろ流行(はや)っているのよ」、「赤いネコヤナギってなんともいえない綺麗でしょ、この少し草色の分はネコヤナギから花に変わったのよ」と、目を細めて愛(いと)しく眺めて説明ですね。 私は、腰からカメラを取り出し『ちょっと一枚撮らせていただきます』、奥さんは「こちらが良いかしら、写りがいい方はどちらでしょうか」と、玄関前で鉢を持って手助けされます親切に、そして「ブログに載せるのですか?、ブログを書いて下さいね」とおっしゃいますね。
私のブログを見ていただいています。ここ一週間ばかり書いていない事感じてなのか、「ブログ書いて下さいね・・・・・・・」、 ブログを休んでいましても、「今日もまだ書いてない、今日も休んでいるな、どうしたのかな?」と思ってでしょうか、とても多くの皆さんに読んでいただいている事、感謝の気持ちでいっぱいでした。 Sさんの奥さんに、赤いネコヤナギの話しを愛(いと)しく優しく聞きまして、「ブログに載せるのですか?」、 震災に遭われた皆さんや、懸命の救援作業の皆さんに、なんのエールも旨く送れないですが、せめて普通に頑張る事が日本の元気に繋がると、そんな気がしてきましたね。 一週間休んで体もボチボチ元気になった、今日からブログ書きますね。
《元気出す 負けてなるかよ 日本です》