生きているネズミが換気扇の中におるの、アトムさんなんとかして~

2016年06月18日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   キャア~~~っと声出し  コウモリの  こども二匹の  写真撮るとき



「エアコン工事で電気屋さん忙しいのに、
変なこと頼んで申し訳ないです。すみません」、

『ハイ、午前中は毎日エアコン工事なんですが、午後はいろんな配達やらご用を済ませています。
ネズミの退治とやら午後になってしまいました』と挨拶しながら、Tさんちへあがります。

朝一番に「生きているネズミが換気扇の中におるの、チュッチュ鳴いてるの、
アトムさんなんとかして~」とTさんからの電話でした。

駆けつけまして、二階の部屋のボックス型の換気扇を見てみます。
前カバーを開けて、フィルターをそろりと抜きます。

『おっ、おお~~。居ました居ました、居ましたよ~、
目が合ってしまいましたよ~』とTさんに合図します。

ネズミが飛び出してこないかと、部屋の隅っこでおびえて眺めていましたTさんは、
「キャア~~~~、キャア~~~。ネズミ、ネズミ、ネズミ居ましたか~」と大声で叫びます。

『TさんTさん、ネズミとは違うよ。コウモリがいましたよ、
小さなコウモリが居ましたよ』と伝えます。

「電気屋さん、コウモリが換気扇の中に巣を作るってありますか」、
『いや~、電気屋40年で初めてくらいのことです。滅多にないです』。

Tさんちへは、昨日お姉さんが泊まりで来られていたそうです。

二階の部屋でお休みなっていて、どうもカリカリと音がする、チュッチュと鳴いているような気配もすると、
絶対にネズミが換気扇の中にもぐりこんでおると、姉さんはTさんに伝えて帰ったそうです。

Tさんも、そんな気配が何日か前からしていたようだと、
ネズミが配線でもかじって火事にでもなったらと、大心配していたとおっしゃるのです。

そこに、後を追っかけて駆けつけて来てくれた息子が覗いて見てみます。
「さっきお父さんがつまんで取り出してくれたコウモリのこども、こども二匹と中はフンだらけだがね」、

「外のフードを取った瞬間に、三匹もコウモリが逃げて飛んで行ったわ」と叫びます。

Tさんはキャア~~~、キャア~~~言いながら、
「さっきまでメールで何度も心配していた姉さんに報告しなきゃ」と、コウモリのこども二匹をパシャパシャ、パシャパシャ写真を撮ります。

「フードの隙間からコウモリが入らないように細工してね、
天井裏にネズミやコウモリが入ってないか見といてね」、

今日は滅多にない、街の電気屋さんへのコウモリ退治の依頼です。