
楽(たの)しみは ふたつ違いの ミオちゃんと ケンちゃん二人 ウサギ見るとき

夕刻です。
ケンちゃんとミオちゃんが、こども園のウサギを見たいと手を引きます。
ウサギ小屋までの途中に、
旧幼稚園の園庭があります。鉄棒などの遊具があります。
ケンちゃんは、
「ミオちゃんミオちゃん、一緒に鉄棒しよう。ミオちゃんは低い方のこっち、ケンちゃんは高い方にぶら下がれるよ~」と仲良く並んで鉄棒遊び、
「ケンちゃんは自分でぶ~らぶら出来るよ、ミオちゃんはおじいちゃんに動かしてもらって」と、
ケンちゃんはブランコ遊びも指図です。
ケンちゃんはサ~~っと滑ったあと、
下で待ち構えて「ミオちゃん、じいちゃんにつかまってすべって~。下で受け止めるから~」と滑り台の下で構えています。
たった二年前にはヨチヨチ歩きで、こども園のウサギ小屋に一人で見に行きました。
今日のケンちゃんは兄ちゃんになって「さっさっミオちゃん、ウサギ見に行こう。おるよ、見に行こう」とミオちゃんの手を引っ張ります。
兄ちゃんらしく「ミオちゃんこれウサギだよ、見て見て」と、小屋を指さし教えます。