日高町久斗の大規模太陽光発電所
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(3級)問題より
【98】新温泉町の浜坂先人記念館は、江戸時代に商業・酒造
業で財を築いた森家邸宅の一部を改修した施設ですが、この
施設の別名は次のうちどれでしょうか。
(a)井筒屋 (b)以命亭 (c)永楽館 (d)松籟庵
江戸時代に、浜坂村でいち早く質屋を営み、酒造業などで
財を築いたのは元七釜屋森家です。
平成4年に森家の屋敷を町が買い取り、「先人記念館」をオ
ープンしました。
その名は「以命館(いめいかん)」と呼びます。
名前の由来は、森家の隠居所から「君子は易に居て以て命を
埃つ」の「以命」から付いたと言われます。
浜坂の先人、加藤文太郎(かとうぶんたろう:登山家)や、
前田純孝(まえだすみたか:歌人)、森梅園(もりばいえん
:漢学者)、藤田威(ふじたたけし:画家)などが紹介され
ています。
答えは、(b)の以命亭です。
ちなみに、(a)の井筒屋(いづつや)は、朝来市生野町口
銀谷(くちがなや)にある旧吉川邸で、現在は「生野まちづ
くり工房井筒屋」として町づくり活動の拠点となっています。
(c)の永楽館(えいらくかん)は、豊岡市出石町に残る芝居
小屋です。明治時代に建設された当時の舞台機構がそのまま
残る、近畿地方では唯一残る歌舞伎や演劇に使用されている
常設の芝居小屋です。
(d)の松籟庵(しょうらいあん)は、JR浜坂駅前にある、駅
開業と同時代に建築された古民家をリフォームした観光案内
所です。お客様を招く「招来」と未来にかける「将来」と言
う言葉にひっかけた松籟庵は町づくりの拠点です。
『いぬる いんだ』
ケンちゃんね、昨日は帰りしなに土産忘れんように頼んだ
こと書いたね。
「帰りしな」って、「いにしな」のことだと書いたね。
「帰る」は「いぬる」って但馬弁では言うと書きました。
今日は「いぬる」と「いんだ」の但馬弁の話を書くね。
但馬弁では「帰る」ことを「いぬる」と言うんよ。
「いにしな:帰りしな、帰り際」の「いに」は、「往ぬる」
から来てるの。
古語で「往ぬる」と書いて「いぬる」って読むんだよ。
なので、「いに しな」は「往にしな、帰りしな、帰り際」
ってなるの。
難しいかな。
但馬弁の「いぬる」の元の話はこれまで、使い方は「外が
暗ら~ならんうちに、いぬるわ」、「もうそろそろ、うち
にいぬるわ。今日はいろいろありがとう」なんて言う時に
使うんよ。
それからね、「帰った」は但馬弁では「いんだ」と言うん
よ。
「家に着いたら電話してよ」と言うところを、但馬弁では
「家にいんだら、ちゃんといんだで~って電話せんとあか
んよ」と言うんだよ。
「いぬる」も「いんだ」も但馬弁らしい響きだね。
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(3級)問題より
【98】新温泉町の浜坂先人記念館は、江戸時代に商業・酒造
業で財を築いた森家邸宅の一部を改修した施設ですが、この
施設の別名は次のうちどれでしょうか。
(a)井筒屋 (b)以命亭 (c)永楽館 (d)松籟庵
江戸時代に、浜坂村でいち早く質屋を営み、酒造業などで
財を築いたのは元七釜屋森家です。
平成4年に森家の屋敷を町が買い取り、「先人記念館」をオ
ープンしました。
その名は「以命館(いめいかん)」と呼びます。
名前の由来は、森家の隠居所から「君子は易に居て以て命を
埃つ」の「以命」から付いたと言われます。
浜坂の先人、加藤文太郎(かとうぶんたろう:登山家)や、
前田純孝(まえだすみたか:歌人)、森梅園(もりばいえん
:漢学者)、藤田威(ふじたたけし:画家)などが紹介され
ています。
答えは、(b)の以命亭です。
ちなみに、(a)の井筒屋(いづつや)は、朝来市生野町口
銀谷(くちがなや)にある旧吉川邸で、現在は「生野まちづ
くり工房井筒屋」として町づくり活動の拠点となっています。
(c)の永楽館(えいらくかん)は、豊岡市出石町に残る芝居
小屋です。明治時代に建設された当時の舞台機構がそのまま
残る、近畿地方では唯一残る歌舞伎や演劇に使用されている
常設の芝居小屋です。
(d)の松籟庵(しょうらいあん)は、JR浜坂駅前にある、駅
開業と同時代に建築された古民家をリフォームした観光案内
所です。お客様を招く「招来」と未来にかける「将来」と言
う言葉にひっかけた松籟庵は町づくりの拠点です。
『いぬる いんだ』
ケンちゃんね、昨日は帰りしなに土産忘れんように頼んだ
こと書いたね。
「帰りしな」って、「いにしな」のことだと書いたね。
「帰る」は「いぬる」って但馬弁では言うと書きました。
今日は「いぬる」と「いんだ」の但馬弁の話を書くね。
但馬弁では「帰る」ことを「いぬる」と言うんよ。
「いにしな:帰りしな、帰り際」の「いに」は、「往ぬる」
から来てるの。
古語で「往ぬる」と書いて「いぬる」って読むんだよ。
なので、「いに しな」は「往にしな、帰りしな、帰り際」
ってなるの。
難しいかな。
但馬弁の「いぬる」の元の話はこれまで、使い方は「外が
暗ら~ならんうちに、いぬるわ」、「もうそろそろ、うち
にいぬるわ。今日はいろいろありがとう」なんて言う時に
使うんよ。
それからね、「帰った」は但馬弁では「いんだ」と言うん
よ。
「家に着いたら電話してよ」と言うところを、但馬弁では
「家にいんだら、ちゃんといんだで~って電話せんとあか
んよ」と言うんだよ。
「いぬる」も「いんだ」も但馬弁らしい響きだね。