鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

海鳥の楽園ミコマスケイ~2011オーストラリア鳥三昧旅行記40~

2011年09月09日 | オーストラリア・野生のインコウォッチング
7月16日

この日は一度行ってみたかったグレートバリアリーフにある海鳥の楽園、ミコマスケイ(Michaelmas Cay)に行きました。


朝早く起きて、ホテルのベランダでばばぁ臭くほうじ茶をすすりながら、
ねぐらを飛び立つゴシキセイガイインコを見てました。(かなり近くを飛んでいきます)。

前日訪れたキバタンのねぐらがある通称キバタンショッピングセンターがある方向(ガイドブックの地図で調べた)も、
じっと眺めてたら、キバタンらしき鳥もたくさん飛び立っていくのが見えました。
その中の2羽がどんどんこっちに向かってくる・・・!!
そして私の部屋がある9階のさらに上空をかすめるようにキバタンが飛んで行きました!!すげー。感動。
やっぱりあそこに見えてるのがキバタンショッピングセンターやったんや。。。


結構風は強い。でも空は晴れてるし、まぁよかったかな。なんて思ってたら、突然スコールのような雨・・・
マジか・・・?

呆然としているうちに雨はやんだ。

そしてこの虹♪



わかりにくいけど、ダブルレインボーでした。
うれしいなぁ。


ホテルから港まではすぐ近くなので、ダラダラ歩いて行ったけど、
思った以上に風が強い・・・船乗るのに。出航できるん?って不安になるくらい。

それにしてもケアンズの港に泊まってる船はどれもこれもとても立派で豪華。めっちゃ高そうな船ばっかり。
沖縄の離島の和船とかのほうが見慣れてるから、ちょっとびっくりする。


私が乗る船はこのオーシャンスピリット号。





万国旗が強風でバシバシ音をたてておる。




受付で、本日はすごい強風でめっちゃ船揺れるし、もし滞在日数に余裕があるなら、別の日に振り替えしてもいい。と言われたけど、
明日帰るし無理です。とそのまま乗船。

客室内でサービスのモーニングティーを飲んで、いざ出航。
船の使い方や利用可能なアクティビィティ、島での注意点などの説明を聞いたあとは、ずっとデッキで過ごしました。

風が強くて船が揺れてるから、波飛沫もけっこうかぶったけど、やっぱり海は気持ちいいなー。

そしてグリーン島の近くでザトウクジラを発見!
結構遠かったけど、あの特徴的な長い胸ビレをバンバンと海面に打ち付けてるのがはっきり見えました!!!!ラッキー!

この時期、このあたりの海域にザトウクジラが来ることは知ってたし、
マウントアイザ行きの飛行機の中でガイドさんが読んでたケアンズポストにも、ザトウクジラがいっぱい来てますって記事が写真つきで載ってたし、
ちょっと期待しててんなー。

私って、日常生活ほんま笑てまうくらいに運ないけど、こういうときの大物運だけはあるねん。
この先も普段はもうどうでもいいから、いざというときだけの運さえあれば、そういう人生でいいと思ってます。


ケアンズの港を出てから2時間ほどでミコマスケイ島に到着。



島というより砂州かな。
サンゴが波に削られてできた砂によって形成されていて、海鳥とか潮が運んできた植物が生えてるだけの無人島。

ここはまさに海鳥の楽園。南半球最大の繁殖地だそうです。

人間が入っていいのは、島の北側にあるビーチのロープで仕切られた範囲内だけ。


もちろん港もないので、オーシャンスピリット号のような大きな船はビーチまで着けないので
小さな船に乗り換えて上陸します。

島での滞在時間はわずか3時間。
いかに有効に使うか、Oさんから細かくアドバイスをもらっていたので大助かりでした。

ビーチまでの送迎船に乗り込むまでに、魚の餌付けショーが。
私はダイバーなので魚の餌付けには好感は持てません。
オーストラリアって自然保護とか野生生物の保護とかめっちゃ厳しそうやのに、餌付けは割と平気みたいですね。
グリーン島とかでもやってるし、ナポレオンとかも餌付けされてるみたいやし。

ツバメウオとかハマフエフキとかが透けて見えてる・・・




ゴマモンガラまでも・・・



写真撮れなかったけど、ちょっと離れたところにはウミガメもいました。


さぁ。いよいよミコマスケイに上陸!!!


キャー!なんじゃこりゃぁー!すごいぞ!







その数、2万羽とも3万羽ともいわれてるミコマスケイの海鳥。そんなもん数えられるはずもなく。
とにかくヒッチコックの映画よりも凄い。


私は上陸した瞬間から大喜びで、ひとりなのでちっさい声でわーわー言うてましたが、他にそんな人は・・・
ひとりだけいました。双眼鏡をぶら下げた白人の男性が「Amazing!!」「Wow!!」を何回も繰り返し、叫びまくってました。

彼も私を同類の人間と見たのでしょう。

ほら、こっちにおいで。ヒナがおるよ。
ほら、空を見上てごらん。グンカンドリだよ。
ほら、あっちにはまた違う鳥さんがいるよ。というようなことをうれしそうに教えてくれました。

教えてもらうたびに、私が船内でもらった図鑑のコピーで「この鳥やんな?」と確認し、
「そうそう!」というやりとりを何回か。
言葉は通じなくても、鳥好き同士。通じ合えるもんですね。

いうてる間に彼もいなくなってしまったけど。ウェットスーツ着てたからダイビングにでも行ったのでしょう。



海鳥さんたちは、だいたい種類別に固まってました。



奥からオオアジサシ、カツオドリ、クロアジサシかな。


クロアジサシコーナー。







カツオドリコーナー。



1羽だけめっちゃカメラ目線。

海鳥の中でいちばん好きなんカツオドリ。
私は9年前にはじめて小笠原に行った時から、生まれ変わったらカツオドリになりたいとずっと思い続けてます。
だって海鳥やったら陸・海・空、全部自由自在でしょう?海鳥やったらやっぱりカツオドリがいい。
でも最近オオハナインコのメスもいいなぁ。と、ちょっと心が揺らぐこともある。(どうでもいい話・・・)





セグロアジサシコーナー。








ヒナヒナコーナー。





ヒナのもふもふコーナー。






ヒナのおしりコーナー。






中雛コーナー。






上空にはグンカンドリ





これは何サギ?




(海鳥の種類、詳しくないから間違ってるかも。)




とにかくすごい強風で、ヒモつきの帽子でさえも何度も飛ばされるわ、
風で砂が飛びまくりで、口の中や耳の中までジョリジョリの砂だらけ。
サングラスなかったら目も開けられへんかったと思う。
真冬の鳥取砂丘を思い出したわ。

いやー。それでももう、めちゃくちゃ楽しい。楽しすぎるぞ。ミコマスケイ。

午後からダイビングしようかな、と思って水着着てきたけど、それどころじゃない衝撃・・・






つづく・・・



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