生活

とりとめもなく

up down&Mid Town

2008年06月12日 22時24分06秒 | Weblog
昨日はお休みだったの。
水曜だったから映画を観るかーと前から決めてて、「長い長い殺人」の朝いちの回を狙って家を出た。シネマート六本木という初めての映画館だったんだけど甘くみていたら着いてみてびびった~チケット売り場におばやんの行列が!!
いったいどーゆーことだ。私の観たいのはそんなに人気ありそうにないはずなのに・・・と思ったんだけど、おばやんたちはたぶん別の階でやってるソン・ガンホが出てる韓国の映画が目当てなんじゃないかと思う。
そんで窓口まで辿りつきギリギリ間に合うつもりだったがもう本編始まってますというのであきらめて次の回のぶんを買った。
さて、3時間ちかく暇つぶさねばならん。まーなんとかなるでしょう。
まず思いついたのが六本木ヒルズだが、もう何度も行ってるしどうせ店とかいっぱいありすぎて建物内で道に迷ったあげくほしいものもとくにない、カフェー的なとこも高くて入れないし安い店は満席で入れないとゆーのがオチだ。
東京ミッドタウンがけっこう近くなかったか?行ったことないから行ってみようと思ったら、ホントに近かった。もっと遠いと思ってた。
そして前まで来たら、もしかしてお墓参りも行けちゃうんじゃないか?と思いつき、道はよくわからないけどとりあえずTBSがわかれば大丈夫!と見渡すと、ちょっと離れたところに見えた(超でかいビルだからね)。それを目指して歩き出し、ミッドタウン敷地内の緑道公園みたいなとこを抜けて坂を下りるともう地名が赤坂に!近いぞ~
高低差が変わったせいでいまいちよくわかんなくなってきたけどかまわず勘をたよりに町並みの雰囲気を見ながら歩いてゆくと、ようやくお寺さんに着いたよ花もお線香もないがまーいいだろ、とりあえず桶とひしゃくだけ借りてジジババのお墓にお参り。お墓参りって、して何の意味があるんだろうかとよく思うけど(千のか~ぜ~に~とか聴くと余計にね)・・・ジジババのことを最近よく思い出すししないよりはなんかあるだろ。
帰りはお寺の近くからミッドタウン裏手まで抜ける、登って下りての細い道を見つけたので次回もし六本木で暇になったときがあったならばここを通ろう。東京の山の手のほうというのは武蔵野台地の東の端に位置しそのため土地に高低差があり坂や階段が多くあります(←タモリ倶楽部からの知識)もっと東の東京低地(いわゆるゼロメートル地帯)で生まれ育った私にとっては足腰にかなりの負担が要求された散歩だった。
お墓参りも無事済ませ次はミッドタウンを楽しんじゃうぞ。と思ってたんだけどやはりこういう入りづらい高級店ばかりの場所は私には合わないねーもう二度と来ないかもね。
1階に高級スーパーがあってそこは楽しかったなー。私、激安スーパーも業務スーパーも好きですが高級スーパーで指をくわえて見て回るのも大好きジャムとハチミツの品揃えがよくて思わず棚の前でのけぞって「うおぉ」と言ってしまった。しかしやはり一様に値段が高くて、こういうとこに住んでなくて良かったと思ったよ(住めないっつの)。
3階が他に比べて入りやすいキッチン雑貨などの店が多かったので、奥のバルコニーみたくなってるとこでカフェもやってる雑貨店でコーヒー飲みながら「ぼんくら」読んで時間つぶした(写真はそこから撮ったやつ)。1杯300円でとても良心的だった。
ほどよき時間になったので映画館に戻る。「長い長い殺人」という宮部みゆきの推理小説を映像化したものでシネマート六本木でのみ2週間限定ロードショーらしい。私はたまたま知ったので観に行けたんだけど、かなりの豪華キャストなのになんでこんなに地味に公開してるんだろう?採算とれるのかな・・・と勝手に心配してたんだけど、どうやらWOWOWのスペシャルドラマとして作られたのかもしれない。それをDVDにする前に映画館でやるみたいな感じがした。
原作読んだことあるのにまったくおぼえてなかった(10年くらい前だからしかたないかな~)財布が語る物語とゆー変な設定なんだよね。それぐらいしかおぼえてなかったからそういう点では初めての感覚で楽しめた。長塚京三がうますぎてほかの人の演技が気になるところ・・・やはり2時間ドラマっぽいというか。
タイトルどおり、なんか実際の上映時間よりすごく長く感じた。また原作読みたいな。
夜は歯医者の予約があったため実家へ。マメのリクエストでホットプレート出して焼肉である。ママも張り切って100gあたり600円の肉を用意ひとり暮らしだからこういうときじゃないと食べられない私はおなかパンパンになるまで食べた焼肉食べるためだけに弟とその彼女も来ていた。焼肉食べて帰って行った。
その後パパマママメと私で歯医者へ行き、実家から「長い長い殺人」(カッパノベルズ刊)を持って帰ってきました。なんかすごくいろいろやった日だった。
ところで映画の帰り道にキョーコさんからメールで水野晴郎が亡くなったって。あらー。
「シベリア超特急2」が公開されたころ、銀座シネパトスでは1作目のほうも夜だけ上映しててそれをキョーコさんとネモトくんと観に行ったっけ。たまたま昼の回にマイク水野(水野氏の監督のときの名ね)の舞台挨拶があった日で、夜の上映を待つ館内に「昼の回から今まで残ってくださり皆様にご挨拶されたいとゆーことです。昼とは別のお話をしてくださるそうです!」というアナウンスがあり場内かなり盛り上がる。そして白いシベ超トレーナーを着た水野氏登場。「かたせ梨乃ちゃんが・・・」「牛乳を光らせたくて・・・」シベ超に関する裏話などいろいろしてくださり、その優しい口調と柔らかい物腰でなんだかみんな幸せな気分になったのだろう、ぽや~んとした空気が漂っていました。映画が始まる前におトイレに行こうとすると、ロビーでは監督にサインをもらおうと列ができていてひとりひとりなんやら話しながら応じていました。私はその日からしばらく幸せな気分で過ごすことができました。有名人に会えたとかそういういやらしい話じゃなくて、人柄のせいだと思いました。
そのときはシベ超トレーナーがぼよ~んとパンパンになるくらいお腹が出てたのに、昨日のニュースで観た晩年の映像ではすごく痩せていて痛々しかった。

昨日がそんな活動的だったのと朝の雨でパン屋が忙しかったのとで今日はぐったりして仕事から帰ったらほとんど何もしなかったやはりあの坂道の上り下りがきいたか・・・
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする