生活

とりとめもなく

犬坊里美

2012年05月24日 21時09分15秒 | Weblog
龍臥亭がらみの小説2編を読んで、今度はその龍臥亭のひとり娘の里美が主人公の小説を読んでみた。

島田荘司「犬坊里美の冒険」
なんかね・・・ド田舎にいながらも美しくて今どきの女子高生って感じの子だった里美が、司法試験にパスして弁護士事務所に研修に行き、そこでややこしい事件と出会ってそれを担当するっていうお話だったんだけど、石岡くんはちょっとだけ、ほんのちょっとだけ出てくるんだけど御手洗くんはまったく出てこない。
これは犬坊里美が主人公の新シリーズなのである!!
そしてなんだかドタバタしていながらも面白い。御手洗くんのようなスーパーマンのような探偵役ではなく、自分にまったく自信がない若い女の子が泣きながら一生懸命がんばってるんだよね~いじらしい~
でもなんとなく、かなり始めのほうで事件の構図がわかっちゃうんだよね・・・ヒントが多すぎてね~
そして最後は「え!ここで終わるの!?」というとこで終わるのだ。ちょっと変な感じがした。でもこれは犬坊里美の恋みたいなものとか成長とかを楽しむ話なのかもしれないなあと思って、まあいいやとする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする