生活

とりとめもなく

最も遠い銀河

2013年07月10日 20時25分15秒 | 読書
最近まで読んでた本

白川道の「最も遠い銀河」
これ、今年の2月にテレ朝でドラマ化されて2夜連続で放送されてたんだけど(観てないけど)そのとき「なんかものすごく素敵なタイトル!内容も面白そう・・・」と思ったのだが、ドラマは観てないけど小説を読んでみました。上下編で全部で1000ページくらいあるんだよ~大変だ。でもあまりにも面白くてすぐに読めた。
小樽出身の、極貧の育ちの男が東京で苦学して新進気鋭の建築家となり、のし上がってゆこうとするがいろいろなことにはばまれてしまう話だ。
兄妹同然にそだった女子と上京し、新宿で不良グループを結成して生きてゆくための悪さをしてきたがある出会いをきっかけにして足を洗うが、自分を支えてくれていた恋人(件の妹同然の女子)の死が彼をゆるやかな破滅へと向かわせることになってしまう。という話である。
成功に向かっているように見えて過酷な運命が彼を捕らえて離さないのだ・・・
主人公が非常に魅力的な男ですし、正直なんもわるいことなんかしてないような気がするのだが(いや、悪いことはしてるのだがそれには事情が!)みんな幸せになってほしいなと思うくらい素敵な人たちが出てくるんだけど、うまくいかないで終わるのだった・・・
そして読後には虚無感が。
久々に仕事中でも「あ~早く帰って読みたいな~」と思う本だった。
ドラマもそのうち観よう。きっとガッカリすると思うが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四万六千日 | トップ | 小田キュー小田キュー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事