うなぎ
2011年09月01日 | 食
うなぎ
とまりぎ
久しぶりに鰻を食べることに決って、3人で店へ出かけた。
関東の鰻は、背開きで串に刺したものを一度焼いてから蒸す。
これに「たれ」をつけて、さらに焼く。
蒸しているから柔らかく、箸で上からご飯と一緒に簡単に切れる。
この「蒸す」という工程が入ることで、鰻の脂が程よく落ちてさっぱりした感じになる。
関西では腹開きにして串に刺し、焼くだけで蒸さない。
そのため、硬さが残っていて、箸で上からは切れずにご飯の中へ沈む。
だが、この蒸さない鰻が「ひつまぶし」にはよくあう。
頭まで付けて、一本にした長焼きもできる。
関東風と関西風の境目は、浜名湖から豊橋あたりにありそうだ。
小田急線経堂駅北側の「すずらん通り」入口を右手に入った横道にある「須恵川」。
関東らしいなかなかいい味だ。
昔は「うなぎ」というと、高級店しかなかった。
サラリーマンが昼食に鰻丼を食べられるのは、「登亭」ぐらいだった。
新橋、神田、新宿などサラリーマンの多いところに店がある。
最近、吉野家、すき家でも出しているが、これは全くだめだ。
牛丼が泣くぞ。