あけびとむべ
とまりぎ
通り抜ける遊歩道に、「むべ」が茂っている。
数年前に実が成っているのを見たが、今年は探しても見つからなかった。
「とまりぎ」の会で奥高尾を歩いて、陣馬の湯へ入ったときに「あけび」を見つけて採って帰ったことがあった。
そのときに種を蒔いたのが大きくなって、実をつけたのはいいが藪のようになってしまい、やむなく伐採したことがあった。
「むべ」と「あけび」、見た目はこのふたつはよく似ている。
あけびは毎年葉が落ちるが、むべはそういうことがない。
両方とも実を味わうことができる。
どちらかというと、「むべ」は生垣にすることができる上品な感じがある。
「あけび」は農家の庭のように広いところで、棚にして夏の日陰をつくるといいかもしれない。
実の種のあたりは甘いが種は堅いから出さなければならないが、周りの皮にあたるところは料理に使える。