今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

追憶のカシュガル

2011年06月22日 | 「本」のひきだし


かつての京大生であった御手洗が、予備校生に世界中で体験してきたことを語り聞かせる。

一条戻り橋から曼珠沙華になり戦時下の強制労働者(韓国人)の話になったり、定食屋の店員の青年から、イギリスの重量挙げの選手の話になったり、一瞬私は何を読んでいるんだったかな?と不思議な気持ちになる小説だった。

私はかつて昔に島田荘司を読んだ気がしていたのだけれど・・・
記憶違いでした。御手洗潔も全然覚えがありません。


  追憶のカシュガル   ★★★☆☆

             島田荘司・著
              新潮社  
             


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