たなぞうより
野口健、熱い男です。
登山家というよりも環境活動家としての方が有名で、おちこぼれの学生時代、植村直己の本を読み、山に興味を持ち出かけるようになるが、実際目にした山はごみだらけ。写真や映像はきれいなところしか写していないのでこれは現場に行かなければわからないことだと。
特に日本語のゴミが目につきこれではだめだと一念発起して清掃活動を始める。
普通、自分ひとりぐらいとか、ひとりががんばったって・・・とか考えるところが、それをやってしまう野口健の熱いところ。
山以外にも戦争の遺骨収拾や、東日本大震災におけるボランティア活動など、それだけ聞くと売名行為とも誤解されかねないことを、彼は彼の熱い心で取り組んでいる。
それでも僕は「現場」に行く/野口健
★★★★☆