ブクログより
ご存じ雑誌「アンアン」(まだあるんですね?)に掲載されていたエッセーをまとめた村上ラヂオ三作目。
食べ物のこと、マラソンのこと、仕事のこと・・・つらつらと語っておられます。
最近、村上さんの小説は私にとって難解で、少々手こずるのでありますが、この手の読み物は誠にお気楽で楽しくて結構でした。
多分前作の2冊も読んだと思うのですが、全く内容は覚えていません。そういう本です、それでいいんです。
文章の最後に「今週の村上」として一言あるのですが、これがまたどうでもいい、つまらな・・・事を書かれていて、
私が思うに、これは逆に読者の裏をかいて、「僕は気むずかしい人物のように思われているかもしれないけれど、本当はけっこうこんな俗物なんだよ」という村上さんからの企みメッセージなのかな、なんて思っています。
もちろん題名の「サラダ好きのライオン」も意味がわかりません。
サラダ好きのライオン / 村上春樹・大橋歩(イラスト)
★★★☆☆