解凍しすぎでうまく切れませんでした(半解凍で切るのがうまく切るコツ)
当地に鮒ずしという特産品があります。
春先に捕れたニゴロブナを、炊いたお米(ご飯)と一緒に漬け込み、半年ほど熟成させた食べ物です。
昨年、あるきっかけでおいしい鮒ずしに巡り会えました。
それは、漁業組合の副組合長さんが、自ら捕った鮒を地元でとれたお米で丁寧に漬けられた鮒ずしでした。
イヤなにおいが無く、ほどよい酸味で、やわらかく、何ともまろやかなおいしさです。
昔は各家庭でも漬けていて、今でもたまに漬けておられて、いただくこともありますが、味は千差万別です。
手間暇がかかるということで、今も昔も高級食材とされていまして、人がたくさん集まる時ぐらいしか食卓にのりません。ですので「風邪に効く」とか「夏ばての薬」とか「腰痛に」などとかこつけてはたまに登場したものでした。
そんな鮒ずしがこんど学校の給食に出る!というので、うちでも予行演習に食べさせてみることにしました。
結果・・・お兄ちゃんは口に入れたものの、吐き出し、弟はそれを見て箸も伸ばさずじまい。想像はつきましたが、中学生ならまだしも小学生ではまだこのおいしさはわかるまい・・・という結論に達したのでした。
「地元の特産品を子供たちにも知ってもらおう」という行政のねらいらしいのですが、逆効果にならないことを願うばかりです。
真空パックされているので、冷凍保存します。
冷凍することによって、熟成のしすぎを防ぎます。