今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

中学校卒業おめでとう。

2020年03月13日 | 「暮らし」のひきだし
日々、飯炊きおばさんやっています。
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、突如、唐突に休校要請され当地では3月2日から全学校が休校となりました。
以来、毎日の夕食つくりに加えて在宅の孫たちの昼食つくりに励んでおります。
今日は何がいいかなぁ、時にはリクエストを受け付けたりで、日によっては1日中台所にいる日もあったりします。

私はそれが特に苦になるということはなくて、今日のご飯何?とやってきて、確認後やった!ーと歓声を上げたり、えーーとブーイングを受けたりと孫たちの反応を面白がり、結構楽しんでやっています。


ある日のお昼、揚げパン。

そんな中、一番上の孫の卒業式が本日行われるため、久しぶりに登校していきました。
中学校の卒業です。
全国のほかの学校のように、父兄の列席のみという簡素な式です。
父親も列席するつもりで休みを取っていたのに、最小限の列席をという学校からの要請で、母親だけが出かけていきました。

中学校の卒業というのは、小学校や高校と何か違う特別な思いがある気がします。
一番多感な時期を共に過ごした友達や先生方、そういう人たちの別れを、2月ごろからだんだん残り少なくなっていく日とともに、一日一日いとおしみながら実感していくものだと思うのに、いきなり休校によって突然学校生活が断ち切られ、卒業という式典だけで、3年間の学校生活を終わらせられるという不条理。
みんなはきちんと気持ちの整理ができたでしょうか、折り合いがつけられたでしょうか、4月からそれぞれの環境で新しい生活がスタートさせられるでしょうか。

でもとりあえずうちの場合、この日がちゃんと迎えられてほっとしています。
昨年10月、学校で体育の授業中足首を骨折してしまい、その深刻な内容に 今後剣道はどうなる、高校はどうなる・・・と本人はもとより家族中が打ちひしがれていました。
毎回の診察の結果に一喜一憂しながら、それこそはれ物に触るように過ごした日々、それでも日にちを重ねるうちに回復に向かい、3月いっぱいでリハビリも終了の予定です。
いろいろ手助けしてくれたクラスの友達、少しでも過ごしやすくと便宜を図ってくださった保健の先生や担任の先生、そして親身に治療にあったって下さった整形の先生、本当にたくさんの人たちのおかげです。
本人もそんな人たちに囲まれて、苦しい中でも何かを感じ取って、少しでも成長してくれたことと思います。
高校も無事内定をいただき、あ~我が家にもやっと春がやってきたと喜びの中で迎えられた卒業式です。
こんな形での卒業式は本当にかわいそうですが、新しい春に向かってより大きく羽ばたいていって欲しいです。


登校前の1枚、



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