ブクログより
今年は、ロバート・キャパ生誕100年だそうだ。
「決定版」とあるとおり、キャパの弟や、キャパを取材したりしてよく知る人が厳選した937枚が納められている。
キャパと言えば、生々しい戦場の写真ばかりかと思いきや、パレードの人々や、子ども達の笑顔など、日常の一コマにほっとさせられる。
来日時の奈良や、大阪の写真もあり、興味深い。
私はキャパと聞いて、すぐに思い浮かぶのは、メコン川(たぶん)を子どもを抱いて渡るお母さんの写真(ベトナム戦争)なのだけれどこれが掲載されていなかったなぁ。この写真でピュリツァー賞を受賞したのではなかったのかな。
ちょっと年代に偏りがある気がしたが、この1冊はキャパの人生を物語る一冊だと言えるだろう。
ブクログより
ロバート・キャパ決定版という写真集と並行して読んでみました。
本書は小説ではなく、キャパの「崩れ落ちる兵士」という一枚の写真についての謎解きのようなものでした。
「崩れ落ちる兵士」は、スペイン内戦時代に撮られた写真ですが、これまでも何度か何人かにより、その真偽を問われた問題多き写真だそうです。
それは、これは本当にキャパが撮ったものか、とかこの状況で本当にこんな写真が撮れるものなのか等々。
要するにそれだけ、この写真が真に迫った優れた一枚だということです。
それを今回沢木さんが謎解きをされるというものですが、う~ん私はっきり言って、どうでもいいです。
キャパが撮ったというのならそれでいいし、同じ日に撮られた写真を前後つなぎ合わせたり、背景に目を凝らせたり・・・面倒くさいです。
よって、残念ながら本なかば、ぱたんしました。
ロバート・キャパ決定版 / リチャード・ウェラン ロバート・キャパ
★★★★☆
キャパの十字架 / 沢木耕太郎
☆挫折☆
そんなことはどうでもいいか、、、、
キャパの真偽を問われた問題多き1枚については、
NHKのドキュメンタリーで長々とやってましたけど、
結局どうなの? ということだったですねえ。
うまく売り出された写真家、と紹介されていたのが、
意外だったです。
いや~そんな風なとらえ方は、心外です。NHKがで すか?
裏に演出家がいたような言い方ですね。
多いにシンガイ、大いにフンガイ!
まわりがなんと言ったところで、結局本人だけにしかわ からないことですよね。
名誉や名声のためだけ、でないことを信じたいです。