腰痛、痛みを繰り返すその殆どは、筋肉の低下が原因とされています。しかし大きな筋肉を鍛えてもなかなか改善されません。
最近は姿勢を矯正するために、アウターマッスル(大きな筋肉)よりインナーマッスル(内在筋)を鍛えるエクササイズがスポーツクラブでも行われているようです。内在筋が弱いと姿勢を保持することが困難です。痛みを避ける以外にも、身体を補佐するために傾く場合もあります。つまり内在筋を正しく使えない時、身体の問題は起こります。
昨日の夜の私ごとの話ですが、スポーツクラブに行ったことのお話です。いつも帰りが一緒ぐらいになる男性がおられます。
その方は毎日来ているボディビルダー、体格もスゴイ・・・にも関わらずカバンを肩にかけているその姿勢、身体が思いっきり傾いていました。荷物が重いのでしょうか???
こんな例があります。Aさんは、荷物を持っていなければ真っすぐに立ちますが重い、軽いにかかわらず肩にカバンをかけると傾きます。 傾きは習慣、日常の癖、眼などに関係しますが、軽い荷物でも大きく傾く姿勢はバランス(小脳)以前の問題で、荷物を持つという動作で「身体を傾ける」という『身体の認知』と考えられます。
この場合、インナーマッスル(内在筋)が正常に働いているにも関わらず、身体機能を使えていない状態と考えられます。
カイロで矯正すると内在筋は調整され、良い状態で身体が安定します。しかし矯正してもなおかつ、軽い荷物を肩にかけて大きく傾く場合やちょっとした動作で姿勢が崩れる場合は、空間的な位置感覚の調整が必須です。例えば野球のボールの投げ方を変える、打ち方を変えるのと同じと思います。矯正しても投げ方は変わりませんよね。長い間の習慣は訓練が必要となるわけです。
身体的空間の認知
脳は視覚空間、聴覚空間、体性感覚空間、嗅覚空間など一つの空間として組織化されていますが、空間的認知の誤解がある場合、身体の動きを巻き込み能動的に作られている知覚を変えていくエクササイズが必要だと改めて感じました。
ボディビルダーの方もおそらく重い、軽い荷物にかかわらず、身体感覚が荷物を持つことによって必要以上に身体を傾ける習慣があると思いました。
■内在筋を鍛えても、身体の身体感覚の空間認知が正しく行わなければ、身体は元に戻りやすいと・・・私はそう感じました。
目の動きの異常ないとして・・の話でした