体の辛い症状、腰痛、頭痛、足の痛み、肩こりなどは、ハード面だけでなく、ソフト面も関与することがあります。つまり精神的なストレスも症状の原因かもしれません。
私たちは、体の痛み、辛さの問題は、ハート面を考えがちです(たとえば重いものを持った、歩きすぎたなど)。しかし精神的要因がかかわっていることもあります。
精神的なものから来る体の問題はEmotionally induced Illness と呼ばれるもので心のストレスと体のストレスが同時にかかわり、身体に様々な症状を引き起こします。
精神的な感情による変化は身体の物理的、化学的変化を伴います。
たとえば他人が見てもわかるような変化「顔が青ざめる、顔色が悪い」の外部的変化と本人しかわからない内部的変化(胃の痛み、気持ち悪さ、だるさ、息苦しい)などです。
つまり不快な感情は体内の変化を病的な症状へと起こす感情でもあります。
仮に感情が抑えきれないほど怒ると交感神経が最大に緊張し、顔が真っ赤になり、ひきつけが起こります。その時体内では血圧が上り心拍数が増え、血流も早くなります。もし脳の持病もっていれば脳出血や脳梗塞など重篤な状態になりかねませんし、心臓が弱い人は心臓発作につながるかもしれません。
しかし快い感情では、副交感神経と交感神経が上手くかみ合い、血圧も安定し、物事を落ち着いて行動を起こすこともできます。また気持ちも柔らかで人を幸せにすることもできます。体内では血流の安定が臓器(胃、腸、心臓、体内のすべてのその他のもの)を元気にし、身体的な健康、精神的安定が保たれます。
このように心と体は深いかかわりがあるのです。
もちろん体の働きが過剰による(ハード面)体の不調の時もあるとは思います。しかしなかなか治りきれない体調は精神的なものが(ソフト面)関係すると考えられます。そのような場合は一度ご相談ください。