院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

エビの話をしようじゃないか

2005年07月04日 08時27分11秒 | 
雇われている時と経営しているときで

決定的に違うのは「6月」の感じ方です。

この月は祝日が一日もなく、とても長く辛く感じる月ですが

経営側になると稼働日が一番多い、稼げる月となり

ありがたい存在になります。

この有り難さは雇われる側には決して実感など出来ないし、する必要もないと思います。

そんな、カレンダーの月の横に小さく稼働日数を書いている院長です。


おはようございます。

とりあえず院長の今年の夏休みはゼロで決まりって話はやんわりやめて、

エビの話をしようじゃないか。

7/1のレシピでは普通の大きさのエビを10尾を使ったものを紹介しましたが写真のエビチリは

かなり大きい、高いエビを使いました。

特大大正エビ4尾入り¥790。

店でエビチリが食えそうな値段です。なぜ、このエビは高いのでしょう?

答えは、「大きいから」です。

エビはもう、一匹あたりが大きければ大きいほどエライとされます。

だから1パックの中身が小さいエビがぎっしり入っているのと、大きいエビが数匹

入っているのでは値段が全然違います。総量は同じでもね。

エビは成長する過程でどんどん身が締まってきて、旨みが増すといわれますので

いいエビを使って料理をしようって時はやっぱり大きくて高いエビが断然美味しいようです。

だからお店で食べるときに、安いエビチリのエビはみんな小さいです。

写真のようなエビを使ったエビチリなんか店で食べたらそりゃイイ値段取られます。

家で使うときは、もちろん高くたって何だって下拵えは必須です(7/1参照)

友達に振舞うときは・・もちろん小さいやつを使います。

安いのがなにより大事ってときもあるんですね、正しい知識で使い分けましょう。






桃狩りにて候

2005年07月03日 18時18分03秒 | ノンジャンル
7/2、3 とある会で石和温泉に旅行に行ってきました。

宴会ではコンパニオンさんとの会話が全く弾まず、

奥さんに電話し弱音をはいていた院長です。


こんにちは。

それでもがんばって他の方々の飲み屋トークを盗もうと試みるも、下ネタを振られて

力なく笑っているようでは未来は無いよって話はサクッとやめて今回は旅行ネタで甲州の桃です。

院長は果物狩りというイベントそのものが初めてで、前日の夜はなかなか寝付けませんでした。

その場で「桃食べ放題」とのことでしたが、昼飯を食べたすぐ後にそうそう食えるもんじゃ

ありません。

5個でギブです。お土産には一個しか持って帰れないのですが、院長がよほど美味しそうに

食べてたのでしょうか、他の方がもう一個くれました。

ラキー 。

桃でもなんでも、とにかくウマそうに食べるという芸風はいつの時代にも珍重されるようです。

エビチリ論(長編)

2005年07月02日 09時19分01秒 | 
    バンゴハン

     いらんと君が言ったから

       七月イッピはエビの記念日

院長です。

おはようございます。

院長の奥さんはエビが苦手なのでエビの料理は奥さんがいないときに作ります。

だから昨日はちょっと嬉しい「エビチリ」をしました。

エビチリを教材にエビの話で盛り上がろうとしましたが、あまりに盛り上がりそうなので

今回はエビチリの話に留めておきます。それでも長いけどね。

さて、院長のエビチリを食べた人が口を揃えて「エビが全然違うっ!」と言います。

口の周りにチリソースつけてね。なんと愛くるしい連中でしょう。

でも院長が使うエビはスーパーで買ってくる普通のエビです。じゃあ皆さんはどうやって

エビチリを作っているのか、東急に行ってクックドゥの箱を読んでみました。

大きい声で読んでみました。

・・・周りに人がいなくなりました。

さて、殻付きのエビは背ワタを取って酒と味の素で下味をつけてフライパンで炒める・・・

あれ?これじゃあエビがモソモソしてプリプリにならないよ。

簡単が第一!!のクックドゥだからだと思うけど、皆さんはもっとテッペン目指してください。

エビをプリプリに仕上げるには卵白と片栗粉によるコーティングが必要なんです。

そして買ってきたまんまパックから出して使うんじゃなくて、しっかりと洗ってください。

洗い方!?じゃあそれもレシピのトコで。あと家庭でエビチリを作るときはだいたい

フライパンで炒めると思うんだけど、くれぐれも炒め過ぎに気をつけて!表面がちょっと

赤くなったらもういいです。総じて皆さん炒め過ぎです。 あとは・・・まぁいいや

とにかく下拵えを面倒くさがらずにね、テッペン目指してもらうんだから。

         
                   (作り方)


1) まずはエビの下拵え。普通の大きさのエビ10尾くらいを買ってきます。

   パックから出したら殻を剥いて背中を開いて、背ワタをとります。

   背中はちゃんと開いてね。全部終わったら片栗粉オオサジ1と塩コサジ1をまぶし、

   カップ1の水でジャブジャブしっかり洗います。何回かすすいだらペーパータオルで

   しっかり水気を拭き取りますが、この水気をとる作業もとっても大事。


2) さてここからようやく下味つけです。エビ全体に味塩胡椒を振り、酒オオサジ1、

   卵白一個分、片栗粉オオサジ2を入れて手でしっかり混ぜます。箸はダメ。

   しっかり混ぜたら余分な卵白はこぼして捨てます。

   ご苦労さま、エビの下拵えはこれで完了です。


ここまで皆さんがしたことはプロと同じです。

・・・う~ん。ごめんなさい、やっぱりすごく長くなりました。でもここまでが一番手間が

かかるんです。


3) エビに火を通しますが、ここだけがプロと家庭の違うトコだけど、そんなに

   気にすることないです。テフロンパンに油を入れて熱したらエビを炒めます。

   ザッとでいいからね、色が変わったら火を止めます。


4) 隣のコンロで中華鍋に油オオサジ2とニンニク、ショウガのミジン切りを入れて火を付け
   
   プツプツいってきたら豆板醤オオサジ1、ケチャップオオサジ3を入れて混ぜる。

   ここにさっきのエビとスープ1カップ、酒オオサジ1、醤油コサジ1一味唐辛子を好みで

   振り、しばらく煮込む。味見をして、味塩胡椒で調節したら長ネギミジンを

   レンゲ2杯分入れ、水溶き片栗粉でトロミをつけて完成。

卵白で使った残りの黄身をトッピングすれば、その時点でプロを越えます。

頑張ったご褒美は最高のエビチリです。 長くなりました、ごめんなさい。



次回は「えびを語る」です。    ・・ってどんだけエビ好きだよ!?










吉祥寺の凄腕調理人

2005年07月01日 08時15分34秒 | 
6月も終わり、多少は患者さんも増えてきて

最近ではDVDも観れなくなった院長です。

おはようございます。

そんな6月のプチお祝いということで


吉祥寺レンガ館の地下1階、「イジン飯店」






院長が奥さんとよく行くお店です。中華料理屋さんで、全員中国の方がやっています。

ここの奥さんはおばさんと言って差し支えないと思われる年齢でしょうが、とても

スタイルがいいです。

やっぱりちゃんと作られた中華料理はイメージほどは油っぽくなくヘルシーと言うことでしょう。

そんで、肝心のお味のほうなんですが・・・ 文句ナシ!!脱帽です。

毎回こんな美味しいものが食べられて喜ばしい反面、プロと自分との差をまざまざと

感じてしまいます(当たり前だっ!!)

吉祥寺には更に西の方に「龍明楼」という名前の、住宅街に隠れるようにしてやっている

お店がありますが、このお店も完璧です。

2人で¥4000のコースメニューなんてのもありますが・・・食いきれません


院長は「東のイジン、西の龍」と勝手に言っていますが、ご存知の方はいますかね?

特に西の龍は本にも載ってないし吉祥寺在住の方でも結構知りません。

本物はひっそりと、しかし確実に息づいています