できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

この子たちの夏休みの居場所はどこ?

2007-08-08 15:27:16 | 新たな検討課題

ここのところ、条例廃止後の大阪市の青少年会館で、ひきつづき自主サークル活動や子どもたちの居場所づくりなどに取り組んでいる人たちと接触して、今年4月以降の状況を確認する作業を続けています。その作業を続ける中で、「う~ん、この子たちの夏休みの居場所は、いったい、どうなっているんだろうか・・・・?」と思うケースが出てきました。

たとえば、大阪市内各地区の青少年会館で活動していた「障がいのある子どもたち」は、いま、どこへ行ったのだろうか、ということ。特に、各青少年会館において、放課後や土曜日、夏休みなどの長期休みのあいだ、プールや陶芸教室、料理教室などの諸活動に参加して、地元の学校や養護学校などに通っていただけでは得られないような多様な経験を得ていた「障がいのある子どもたち」がいたと思うのですが、その子どもたちは今、どうしているのだろうか、ということです。もしも何か、状況がわかったら教えてください。

それから、「子どもの広場事業」の「自由来館」、つまり、ふらっと立ち寄る形で各青少年会館に来て、図書室で本を読んだり、ゲームをしたり、いろんな形であそんでいた地元の子どもたち。この子たちも、今、どこへ行ったのでしょうか。もちろん、別の居場所を見つけてあそんだり、勉強できたりできているのであればいいのですが。この子たちのことも、何か状況がわかったら、教えてください。

詳しいことは今、書きませんが、やはりじわじわと、条例廃止後の各地区で、青少年会館事業が「なくなった」ことによるマイナス面での影響が出始めているようです。それは、今、各館で自主的に活動しているサークルなどにも及んでいます。こういったことを、大阪市の当局者はどの程度、把握できているんでしょうか?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする