このブログを見ている人にしてみると、「くり返し」の話になりますが、あえて今日も書きます。
今日の昼間に、公教育計画学会の研究集会(3月13日)の準備のために読んだ「多様な教育機会確保法案」の3月座長試案は、実質的に夜間中学とフリーター・ニート防止の観点からの不登校支援の法案になっています。
ですから、「一億総活躍社会」づくりに向けて、「社会的自立」を学校に通う子にも、家にひきこもる子にも迫るための法案の「どこに多様な教育があるの?」と思うのです。
しかも支援が必要な状況にある「不登校児童生徒」の範囲は文科省が決めることになっています。
その文科省の決めた「不登校児童生徒」の範囲と、この「一億総活躍社会」実現という目的に照らしての「休養」承認だし、フリースクール支援なんですよね。
3月座長試案の条文と、教育再生実行会議での不登校の子ども関連の議論を付き合わせたら、くっきりとこういう政策的な方向性が見えてきます。
それにしても、そのくらいの政治的な文脈読む作業すらやらないんだろうか、この法案を容認する立場の研究者のみなさん?