いや~。この1週間もほんとうにドタバタしてました。通常どおり授業をしながら、年内最後の西成の中学校訪問。おまけに京都府教委の教員育成指標づくりの会議に出たり、4年生の教育実習体験を語る会をやったり…。そして今日は毎年この時期に神戸・元町でやっている「施設で生活する子どもたち支援研究会」の実践交流集会。ほんと、やること山積みででした。そんなわけで、12月11日のプリキュアの話をやっと、今日・土曜日になって書くことができた次第です。
さて、今回12月11日のプリキュアですが、前回「20年前のおいしーなタウン」に行ってみてわかったことを、さらに深堀りしていくような話ですね。今年の物語の謎解きがまた一層深まる感じでしょうか。そこへ、ゆいちゃん(キュアプレシャス)の成長の話がからんでいくような、そんな展開になっていました。
まず今回放送分ですが、「おばあちゃんから受け取った思いを大事にしていきたい」と感じるゆいちゃんが、母親といっしょにいなりずしをつくるところから始まります。そこで「お父さんがいつもより早く帰国する」と母親から聴いて、ゆいちゃんは学校の女子サッカー部の助っ人に行きます。その女子サッカー部の試合には、他のプリキュアとマリさんが応援に来ています。また、ゆいちゃんの動きは、女子サッカー部のエースのワカナちゃんに負けていません。
一方、マリさんは20年前のおいしーなタウンで分かったことを、王国クッキングダムの親衛隊長フェンネルに報告します。どうやらマリさんの師匠・ジンジャーは20年前、おいしーなタウンで「ほかほかハート」を蓄える装置をつくろうとしていたこと。それは、将来の危機を予見していたようだということ。20年前に行けたのは、コメコメの力だということ。こういうことを、マリさんはフェンネルに報告します。フェンネルは「その装置は、おいしーなタウンのどこにある? レシピボンと無関係なのか?」と尋ねますが…。マリさんは「もっと詳しいことを、ブラックペッパーが知っているかもしれない」と答えます。そんなときに、フェンネルのところに「気になる報告がある」と、新人の隊員がやってきます。
さて、「ごはんは笑顔」というゆいちゃんは、サッカーの試合後の弁当の食べっぷりも立派です。「すてきなおばあさんだね」というワカナちゃんに対して、ゆいちゃんは「ワカナちゃんのお弁当も、お父さんの手作りでステキ」「スポーツのからだつくりを考えて、ワカナちゃんを応援している」といいます。
でも、そのワカナちゃんのお父さんは、仕事の帰り道でと倒れてしまいます。その倒れたところをゆいちゃんが発見。ゆいちゃんの家に連れて行き、ワカナちゃんのお父さんはしばらくゆっくり休みます。そこへワカナちゃんがやってきて、お父さんと話をします。その様子を見て、ゆいちゃんの母親は「夕食、食べて行ってください」と伝えます。
そのあと、ゆいちゃんとふたりきりになったワカナちゃんは、お父さんのことが心配だと伝えます。本当は料理が苦手なのに、ものすごくがんばっている。仕事のことが忙しいのに、家のことを全部している。でも、ワカナちゃんは「もうこれ以上、お父さんに無理をしてほしくない」「高校生になって、寮に入りたい。サッカー好きなだけじゃ、続けられない」と言います。ゆいちゃんは「お父さんは、ワカナちゃんの笑顔を見たいのでは?」というのですが…。そんなとき、ゆいちゃんはふと「おばあちゃんの言葉はみんなを助けるはずだけど、でも、今は全然…」と悩み始めます。
その後も悩み続けるゆいちゃんは、「考えれば考えるほど、腹ペコ」といいます。ゆいちゃんから見たら、お父さんはワカナちゃんを、ワカナちゃんはお父さんを、お互いのことを大切に思うがゆえに、むずかしい。お互いに力になりたかったわけだし、ゆいちゃんもそんなワカナちゃんの力になりたいと思った。ただ…。よく考えると、ゆいちゃんのおばあさんのヨネさんは、料理が苦手な人へのことばは残していない。そのことに気付きます。
他方で、セクレトルは卵料理の店を襲い、卵のレシピッピをうばい、ゴッソリウバウゾーを登場させます。どうやらセクレトルは、料理が苦手な様子です。その卵料理の店のピンチを感じ取ったプリキュアは、現地に出向き、変身します。ただ、おなかがすいたキュアプレシャスは、あまり力がでません。その力がでないキュアプレシャスを、なんとか他のプリキュアがかばいます。セクレトルはそんなキュアプレシャスを見て、「仕事中にベストをつくせないのはおろか。なやみとは弱さ。その弱さにつけこまれて、すべてを失う。完璧でないとだめだ」と、ことばで攻撃をします。
ただ…。そのセクレトルのことばで、キュアプレシャスはなにかに気付いた様子。「ありがとう。胸にそのことばが響いた」というキュアプレシャスは、ワカナちゃんに「自分が生きて、感じたことばを届ければいいのだ」ということに気付きます。また、そんなキュアプレシャスンに、マリさんがパンを渡して、腹ペコ状態が少しマシになります。するとキュアプレシャスは2000キロカロリーパンチを出して、ゴッソリウバウゾーを弱体化。そのあと、プリキュア4人とコメコメの合体技で、ゴッソリウバウゾーを倒します。そして、ゴッソリウバウゾーを倒されて去っていくセクレトルに、「あなたの話をもっとききたい」とキュアプレシャスは伝えるのですが…。セクレトルは「仕事をまっとうするだけ」といって去ります。
再び変身前の姿にもどって、ゆいちゃんは「本当に大事なことは別にある」ことに気付きます。そしてゆいちゃんは「ずっと自分のことを責めていた。でも協力してほしい」といって、ワカナちゃんとお父さんの両方に話し合うことを呼びかけます。ワカナちゃんはお父さんに、「お父さんとゆっくりしたい。お父さんのこと大好き。お父さんと一緒にご飯食べて話したい。いっしょにいられるのはあと少しだから」と伝えます。その上で、定食屋を営むゆいちゃんの母親が、「この定食屋・なごみ亭で、毎晩、料理を食べてください」と提案します。そしてワカナちゃんの父親は、「なにもかも全部、今までやってあげたいと思っていた。でも、ここでいっしょにこれからは晩ごはん食べよう」と約束します。その様子を見て、ゆいちゃんは「今度は自分のことばを見付けたい」と思います。そして、結衣ちゃん自身が元気を取り戻します。
これで一応、今回の物語はおわりなのですが…。このあと、たくみくんの母親が父親に「シナモンさん、あなたの過去を知る人が現れた」と伝えます。たくみくんはひとり部屋で「父さんはクッキングダムにいられなくなった。そのことを知られたくない」ということを語ります。どうやら、マリさんがずっと探していたシナモンというクックファイターは、ゆいちゃんの父親といっしょに遠洋漁業に出ている、たくみくんのお父さんのようですね。
次回のプリキュアは、そのたくみくんのお父さんがおいしーなタウンに戻ってくる。そのことをうけて、たくみくん=ブラックペッパーが、なにかを決めるようですね。こんな感じで、今年の物語の謎解きも着々とすすんで、いよいよ月明けにはブンドル団とプリキュアたちの最終決戦へと進んでいくんでしょうね。ということで、今回のブログおわります。