11月25日(火)午後6時より紀尾井ホールで開催される、日蓮宗声明師連合会主催の「声明の可能性を求め今、時空を超えて・・・」と題した声明とグレゴリオ聖歌のコラボレーションコンサートのチケットを購入しました。
声明(お経に節をつけて歌う)とグレゴリオ聖歌をなぜコラボレーションしなければならないのかと疑問に思っていましたが、どうやら前例があったようです。
音楽の友社発行のレコード芸術9月号に・・・天台聲明とグレゴリオ聖歌の融合・・・成功をおさめた「遥聲」ヨーロッパツアーと題して、天台宗の聲明とグレゴリオ聖歌のコラボレーションコンサートがヨーロッパ各地で開催され、好評を博しており、今もオファーが絶えないという記事が載っていました。
ヨーロッパツアーの公演後の聴衆の談話として、「東西の祈りがこれほど近いものだとは知らなかった」「素晴らしいハーモニーの世界だ」というような反応だったそうです。
やはり、祈りの心が世界共通だということなのでしょう。
日蓮宗の聲明は天台聲明が元になっていますから、それに刺激されたのかも知れません。
今回日本で行われるコンサートでは日蓮宗の聲明とグレゴリオ聖歌のコラボレーションだけでなく、西暦1406年宮中での後光厳天皇33回忌法要の復元として管弦講法華懺法が行われます。こちらは聲明と雅楽の融合です。
南北朝時代から室町時代にかけて盛んに行われ、江戸時代末期まで行われていた管弦講法華懺法ですが、今ではほとんど行われません。
もちろん私も見たことがありません。私自身、聲明も雅楽も日々?練習していますから、どんなふうに唱え、演奏されるのか楽しみです。
最近はこうした聲明や雅楽のコンサートも人気があるそうです。
まだ、チケットも販売されているようですから、ご興味がおありの方は、紀尾井ホールチケットセンター(03-3325-8236)にお問い合わせください。チケットはS席5000円、A席4000円、B席3000円です。
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