今年購入したつるバラの「パレード」、今日1輪目が満開になりました。
四季咲きのバラで、しかも芳香という条件で探したものですが、花もなかなか気に入りました。
今、持っているつるバラはピエールドロンサールとこのパレード、ピエールドロンサールは昨年新苗を購入して、オベリスク仕立てにしていますが、このパレードはどうするか思案中です。
昨年一年育ててみて、ピエールドロンサールの枝は結構太くなり、しかも硬いのでこのままオベリスクにするよりも、アーチ仕立てにした方が、うつむき加減に咲く花もきれいに見えるし、上に伸ばすことで省スペースになるのではとも思うのですが、お寺の境内にバラのアーチというのもいかがなものでしょう。
全体的に見れば、どちらかというと和風の造りになっている庭ですから、違和感があるかもしれないし。
ただ、昨年からバラにはまってしまって、だいぶ種類も増えてきましたから、少し、庭のレイアウトもいじらなければならないかもしれません。
そういえば、子供のころの記憶では、四季を通じて必ずどこかに花が咲くようなレイアウトになっていた時期もありますし、実のなるものが中心で大きな木が多かった時期もありました。
昔から残っているヒノキやカシ、柏、竹、ザクロ、柿などの木はそのままですが、境内の中の建物を立て直すたびに、庭のレイアウトや植物も変わっていましたね。
一時期私も、ボタンを増やして牡丹寺にしようとしたこともあったのですが、ボタンは花の咲く期間が短すぎて、当寺のスペースでは、あまり見栄えがしないことが判明して、断念した経緯があります。
バラは品種によって、樹高や枝の太さなど、いろいろと性質が異なりますから、しばらく育てて性質を見極めてからでないとなかなかレイアウトが決まらないかもしれません。
バラは手入れが大変で、種類も多くて目移りするので、絶対に手を出すのはやめようと思っていたのですが、知人から挿し木で増やした苗をいただいたことがきっかけで、とうとう手を出してしまいました。
しかし、育ててみると、剪定、害虫、病気など次から次へと勉強しなければならないことが出てきて、なかなかおもしろく、興味深い植物ではあります。
花を愛でるというより、育てる技術を習得することの面白さに取りつかれそうです。