最近NHK教育テレビでひろさちやさんによるいろいろなお経を紹介する番組をやっていましたが、その中でも法華経は取り上げられていましたね。
この法華経というお経は日蓮宗の経典であり、結構長いお経です。
その構成は一部八巻二十八品と言われ、二十八の章節に分かれたお経が八巻の経本にまとめらているのが一般的です。
そして、その二十八品(章節)のうち、重要なお経で、よく読まれるものを抜粋したものが法華経の要品と言われるものです。
葬儀や法事などで耳にすることの多いお経はほとんどが要品の中におさまっています。
お坊さんになるための修行として始めるのは要品の中に入っている方便品第二、自我偈(如来寿量品第十六)などからはじめ、要品をマスターし、そのあと要品に入っていないお経を覚えていくというやり方が多いように思います。
一般の方でも、自我偈なら読めるという方も多いのではないでしょうか。
法華経の各品(各章節)は真読で読むと漢字の羅列のように聞こえますが、内容はみなストーリー仕立ての物語形式になっています。
その中にはたとえ話も多く、そのたとえ話を使ってわかりやすく教えを説くというという形が多いのも特徴でしょう。