猫まんまと言うと、昔はご飯にかつおぶしをまぶしたものと相場が決まっていましたが、最近の猫の食事はリッチです。
いわゆるカリカリといわれるドライタイプの餌と、缶詰やレトルトに代表されるウエットタイプの2タイプが一般的ですね。
ウエットタイプの方がどちらかといえば、グルメ度を追求するものが多いようで、ドライタイプはというとリーズナブルなお手頃食という感じがするのですが、同じドライタイプでも、獣医さんで扱っている機能食タイプのものは値段も高く高級品です。
糖尿病食とか、肥満用とか、尿道結石用とか、いろいろな機能が付加されたものがたくさんあります。
当寺の猫のうち、ミミオはまだ6㌔代で運動量も多いので、DIYショップの低カロリーのドライタイプが常食ですが、黒猫の空の食事は、獣医さんで購入する肥満用ドライタイプです。
お値段も、スーパーやDIYショップで売っているものとは比較にならないくらい高価です。
猫が、家じゅうで一番エンゲル係数が高いかも知れません。
しかし、決して贅沢をさせているわけではなく、あくまで肥満治療のための食事です。
黒猫の空(くう)は獣医さんからは、このままではかなりの確率で糖尿病になってしまうと脅かされていますし、すでに、脚の関節が痛いらしく跛行しています。
たくさん食べさせて太らせてしまった人間の責任でもありますから仕方ありませんね。
でも、大食いなのでなかなか食べる量を減らすことができずに困っていたのですが、最近良いダイエット方法を発見しました。
それは、餌をできるだけ遠くに置いて、そこまで歩かせる、しかも、少しずつ何回にも分けてあげる、これだけで8㌔から7,6㌔まで400グラムのダイエットに成功しました。
極めてシンプルな方法ですが、人間の手間がかかるというのが難点です。
しかし、効果が出ているのでもう少し続けてみようと思っています。
最近、獣医さんから、新しいドライフードの試供品をいただきました。
その名は「満腹感サポート」という猫用食事療法食のドライフードです。
カロリーは100グラム当たり309㌔カロリー。
商品特徴として、
①減量時の食事量確保に配慮し、食物繊維を増量 (食物繊維を増やしてカロリーが少ない割に量があるということですね。)
②カロリー摂取量を減らした時にも必要量を満たすことができるようにビタミン・ミネラルを増量 (食事を減らしても、必要な栄養素が取れるということですね。)
③体重過多により負担がかかる関節の健康を維持するため、コンドロイチン、グルコサミンを配合 (ひざの痛い人用にもこんなサプリがありましたよね)
④EPA・DHAを増強 (人間でも血液サラサラのためにサプリとして飲んでいる方も多いのでは。)
減量、膝痛、血液サラサラ、まさに私自身も直面している問題です。
猫だけでなく、私自身もこれ食べたほうがいいのかもと思ってしまうほどの高機能ハイテク猫まんまです。(人間用にはないんですかね。)
しかも、猫に、袋を見せるとまっしぐらに走ってきて、ものすごい勢いで食べてますから、味もおいしいらしいです。
猫は気に入っているのですが、おいしくて、しかも高機能、いったいどのくらいの値段になるのか、未だに怖くて聞けません。
きっと、びっくりするほど、高価なんでしょうね。
人間用だって、このくらいの高機能がついているものは結構な値段がするのですから。
そんなことで、残念ながら、猫たちには試供品で我慢してもらうことにしましょう。