今年は、日蓮聖人が立正安国論を幕府側に奏進してから750年が経ちます。
それを記念して各地で記念法要が行われています。
今日は日蓮宗の山梨第三部の宗務所、檀信徒協議会共催で、南アルプス市の妙了寺で立正安国世界平和国祷会が行われました。
午前10時からは妙了寺周辺を行脚。12時30分からは和讃奉詠、13時からは記念講演、14時からは法要、15時からは事前に行われていたお子さんによる「世界平和標語コンテスト」の受賞者の表彰式、15時15分からは立正平和唱題行と盛りだくさんです。
私がお手伝いするのは、このうちの法要部分での雅楽の演奏です。
本番は14時からですが、11時に集合して本堂で音合わせなどの準備をします。
今回の編成は笙・篳篥・龍笛・大太鼓・鞨鼓・鉦鼓の6人です。
11時以降、本堂は使用中なので、それまでは客殿で練習です。練習不足なので、直前まで猛練習です。
しかも、今回は笙の演奏で初めての本番です。
それも、笙を吹くのは一人だけなので失敗すれば思いっきり目立ちます。
演奏するのは、灑水・散華、入堂での越天楽、中ほどの中楽では平調の音取り、退堂時には五常楽の3曲です。
一曲吹き終わるたびに、冷汗が出ます。
笙の場合は常に温めておかないと音が出ませんから、法要中も電気コンロで汗をふきつつ暖め続けます。
近くに座っていた方はさぞ暑かったでしょうね。
演奏の出来はどうかですか?・・・それは秘密です。
<本堂いっぱいの集まった檀信徒の方々>
<法要中、雅楽席からの風景>
<妙了寺本堂正面>