関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

緑のカーテン、小中学校で実施へ(質問の要約)

2008年06月16日 | 子育て・教育

温暖化対策として効果的、学校の学習環境改善に導入を 

関 
地球温暖化対策は人類が直面する最大の課題の一つ、本市も積極的な施策が求められる。今回は緑のカーテンについて限って質問する。 この取り組みは、建物の側につる性の植物を栽培して日光を遮り、冷房に依らずして建物と室温の上昇を抑えるというもので、効果が体感できること、緑による快適感、安価で手軽、宣伝効果があることなど様々な優れた特徴をもつもの。全国的にも注目され、本市でも昨年実験的に実施、今年度は規模を大きくして設置したが、今後さらに宣伝・普及するための資材の提供などの諸施策をおこなってはどうか。
 小中学校の教室の室温は、「冬期10℃以上、夏期30℃以下、最も望ましい温度は、冬期18~最も望ましい温度は、「冬期一八~二〇℃、夏期二五~二八℃」とされているが、普通教室にはクーラーは設置されておらず、朝から30度超、暑い日には30度台の後半にも達するような教室が少なくない。 適切な環境を整えることは、子ども達の学習と健康を支える重要な課題。夏場の教室の室温の把握はおこなわれているか、対策の必要性を感じているか。各学校に緑のカーテンの情報を提供、資材代の手当などに取り組んではどうか。

普及策を講じる

環境部長
 市地球温暖化対策実行計画でも公共施設での壁面緑化について推進することとしており、植栽面積を増やしたい。 また、議員指摘の通り、当事業は温暖化対策の一手法として有効で、民間の事業所や家庭での取り組みを積極的に働きかけたい。
 そのきっかけとして、種の配布、資材の提供、栽培方法の周知などの支援策、啓発方法を講じたい。

小中学校で実施する
教育次長
 一日の大半を学校で生活する児童生徒にとって、教室の温度や湿度、空気環境の清潔さなどの快適性は、健康だけでなく学習意欲にも影響を与える重要なことがら。夏場の教室室温は、各学校で定期的に測定している。 非常に暑い時期には30度を超える状況も見うけられ、学校によっては、扇風機など対策を実施している。 緑のカーテンは、高温対策とともに、環境教育の一つとして評価されている。
 手軽に取り組める環境教育の一つとして、大がかりな工事をおこなわないで室温の抑制ができる学習環境の改善方策として、今後各学校に紹介したい。 実施に当たっては、環境部からの栽培指導、ネットやプランターの提供などの他、苗などの購入費については、緑の募金事業の活用等も検討したい。

温暖化対策を積極的に

 積極的に、具体的に取り組みを進めるということで歓迎する。 環境部では、資材の手配などフットワーク良く動いたようだし、教育委員会でも、長沼小学校で積極的に受け止めたということで、望ましい姿勢だ。引き続き、学校に関しては相互協力で動きをすすめて頂きたい。 本市では循環型社会作りとかかげられているが、温暖化対策を始めとして遅れた分野だ。位置づけを高めて、必要な予算も充てて積極的に推進することを求めて質問を終わる