最初にお断り。痛々しい話ですのでご注意下さい。
先日、宮原病院前の交差点を車で通りがかった際に、轢かれたのであろうネコが死んでいました。
こういう場合、環境部のリサイクル推進課に電話すると、遺骸を引き取りに来てくれることになっています。
(22-2848。まあその時は、役所に電話して聞いて下さい)
電話してみると「すぐ行く」とのことでしたので、その間の交通事故を防ぐために、取りあえずシャベルで路側に寄せることにしました。
思ったより大きくてシャベルに乗らず、ズルズルと押していくような格好になりました。
ぼやけたようなトラ模様、全体に汚れた感じで、野良猫だろうと思いましたが、ほんの少し前まで生きていたことが柔らかい身体の感触から伝わってきます。目も半開きで、何とも可哀想でした。
役所に電話して5分ほどしか経っていませんでしたが、私の腰の引けた作業中に、もう軽トラックが到着、職員の方が、「ご苦労様です」と挨拶しながら、手慣れた様子でネコのしっぽをむんずと掴んで、ビニール袋に入れて回収しました。
こういう仕事は「結構ある」ということで、ご苦労なことだと思いました。
ネコは生ゴミと同じように焼却処理されます。
町の環境を守るための必要な作業であり、担当課の仕事が適正に処理された訳で、そのことには何の問題もありませんが、やっぱり可哀想でなりません。
燃やすにしても、ゴミ焼却ではなくて火葬にしてあげたかったと終わってから思いましたが、金もかかるし、時間もありませんでした。
そう言えば、私の結婚式の時に、「新郎は子どもの頃に、死んだネコを『可哀想だ』と拾ってきて、両親を困らせた」と紹介されてちょっと恥ずかしかったことを思い出しました。
そういう純粋な気持ちだけですぐ動いたりはしない、「大人」になってしまいましたが、心は忘れないようにしたいものです。
合掌。
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