関とおるの鶴岡・山形県政通信

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議会だより編集~以前は色々ありましたが~

2011年01月13日 | 活動報告
 1月13日(木)、12月議会の模様をお知らせする「議会だより」を編集するための、議会だより委員会に出席しました。

 昨年までは議会開会中に1回、閉会後に2回開催していましたが、優秀なる議会事務局職員が議案や質疑の要約、紙面構成、写真撮影などを一気にまとめてくれることになり、現在は閉会後は1回で済むようになりました。

 議員である委員が会議でおこなう仕事の主なものは、質問をおこなった議員が提出した各自の本会議での質疑や事務局職員がまとめた委員会審査の要約などの内容と文章などをチェックすることです。
 内容が事実を正しく伝えているか、正しく理解されるような表現になっているかなどを見るのですが、例えば今回は、「文化会館改築」についての質疑が議論になりました。

 改築を求める議員に対して当局が、「改築となれば・・」と段取りを説明する答弁があったという原稿でしたが、会議録を確認したところ「仮に改築となった場合は・・」という答弁になっていました。
 原稿でも、当局が改築の姿勢を示したという内容にはなっていない訳ですが、答弁そのものと較べると「仮定の話として」というニュアンスが薄まっているともとれることから、当該議員に答弁通りの文章を求めることになりました。

 難しいのは、質疑そのものを5分の1とか10分の1とかに要約しなければならないため、前後の大半の内容を切り捨て、文章も変えなければならないということです。
 その場合に、「内容が正しいかどうか」は、委員の中で判断が分かれることもありますが、ほとんどの場合は、冷静な話し合いで結論の合意に至ります。

 しかし、4年ほど前には、与党議員が「配慮せよ」と質問したことに当局がノーコメントだったのに、「配慮する」と答弁したという原稿が出されたことがありました。
 当局が「その原稿でいい」と了解したということでしたが、実際に答弁していないことを答弁したなどというのは、与党と当局のなれ合いも甚だしく、議会だよりのあり方を歪めるものと言うほかありません。

 3年ほど前には、委員会として「内容が不適切」と判断したことを委員長が当該議員に説明したところ、それが「不当だ」と激高して部屋の外まで聞こえる大声を上げた議員もいました。

 どちらの議員サンも、その後市会議員では物足りなくなられたようですが・・。

 まあ、最近はそのようなたぐいの問題はおこらず、公正で温厚な委員長さんを中心に正常な編集がおこなわれています。
 議会だよりというヤツは、「面白い!」という評価を頂くことはなかなか難しいようですが、議会改革の一環として、少しでも良いものにしていくためにガンバッテいきたいと思います。

過去の議会だよりはこちらhttp://www.city.tsuruoka.lg.jp/gikai/page541.html

適切な画像が無いので、愛犬カイの凛々しい姿をご覧頂きました。 

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