関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

羽黒の学校給食守れ! partⅡ

2011年05月19日 | 子育て・教育

5月16日(月)の羽黒一小に続き、18日(水)の羽黒三小の説明会に出席しました。
保護者約30人が参加し、活発な発言がありました。当局の出席者は同じでした。
要旨を報告します。
質問・意見・当局説明・答弁のいずれも、一小でも出たことは割愛しているところもあります。
なお、17日(火)の二小説明会には、党市議団から加藤太一市議が出席しています。
19日(木)は、都合で出席できませんでした。



<支所長から>
  ☆施設老朽化で給食がつくれなくなることも考えられる。
  ☆行財政改革をおこなわなければならない。
  ☆児童生徒数減少傾向 
  ☆方式を変更すれば、アレルギー対応など新たな課題も発生するが、話し合って解決したい。
  <市給食センター所長>
  ☆アレルギー児増加傾向。対応していく。藤島、櫛引は対応していない。
  ☆配送も大丈夫。                                     ~以上、説明25分~

 <質疑>


  Q 5月6日のPTA協議会で、「市議会議員に説明は終えてる」と言ったがいつか。議員の同意は得られたか。
      そのとき出した資料・議論の内容を出せないのか。
    なぜ今日、教育委員は出席しないのか。
  A 4月14日に会派代表へ説明。4月22日に区長会にも説明。
    議決事項では無いので。
    金だけの問題ではない。合併したので同じ方式にしたいということ。
    給食費の値上げの問題も考えれば、センター化が適切。
    調理器具21中10種類は修理が必要。S63年調理室設置から23年経過(途中更新もあり)。整備した場合の費用はわからない。
  Q 白山のセンターはS62年設置だが。
  A 当時の新型の機械を整備、その後、食器洗浄機、焼き物機など更新してきた。
  Q 羽黒はいい加減なメンテナンスをしてきたのか
  A そういうことではないが、白山は設備専門職員が配置され、機械設備検討委員会に6~7名配置されてきた。
  Q センター化は最初から決まっていたのではないか。三川も入れて。14000食の能力で70%。
    中学校建設段階で3千万円の予算(学校改築基金?)あったが前市長が「羽黒にセンターはつくらない」と決めた。
    中学校改築計画の時、小学生のいる親には説明が無かった。羽黒独自のセンターを作ると思った。 
  A 新市建設計画には「羽黒に給食Cつくる」とは無かった。
    中学校改築計画に「給食設備作って」という要望はあった。
    前市長などが「作らない」という方針を立てた。どこまで説明したかはわからない。
  Q 説明しないのはおかしい。  
  真 「羽黒地域全部に説明」ということだが、市がPTA会費を貰っている訳では無いので、PTA    の皆さんと一緒に説明に入るのがいい。それができないなら区長から説明してもらうとか。
  Q 食べているのは子どもたち。食育が大切といわれている。折角ここで作った温かい給食食べられる。無いものを作るのではなく、今設備がある。
    今日の資料も案内みたいなもの一枚切りで誠意が無い。納得できない。
  A 一、二小でも同じようなお話が出た。ごもっとも。どういった不安があるか聞いて、それに対する考えを資料作って説明する。
  Q 中学校は決まって、小学校はこれから決めるのか。
    中学校改築の説明時、「小学校から運ぶ方法もある」という説明だった。
    「自校続けると給食費はいくら上がるか」「配送に何分かかるか」とか資料が無いと。
  A 配送の調査はしている。一番遠くて55分。
    羽黒の給食食べたことはないが、温度はそれほど変わらない。
  Q 市が上の方で決めてしまって、子どもや保護者に知らせていない。子どもも「いやだ」と言っている。大人の都合で決めている。子どもに何のメリットがあるか。
  A 自校方式が続けばいいが、メリット・デメリットの二者択一ではいかない。
    温かいものを温かいなりに食べられる。センターで多様な食材を提供できる。

  Q 教育長が来るべきではないか。支所長ではしょうがない。町P連で意見言ったが聞いてるか。
  A 羽黒独自の方式のことなので教育長ではない。そういう話があったことは伝える。
  Q 学校の設備の管轄はどこ。支所長は何で来てる。
  A 学校給食予算は給食センター。教育委員会の方針を進める庁舎の最高責任者として出席。
  Q 教委は中立でないのか。
  A 教育に偏りがあってはならないというのが趣旨。首長が変わると教育が変わるのではない。
  Q 食育としてはどうか。
  A 食育の考え方は、学校給食はその一部。だが柱の一つ。
  Q 食材の質の向上と言うがどうなる。調達先は。
  A 給食費(小学一食250円)は食材に充当する・・
    地産地消、地場産割合高める努力。羽黒産、市全体でも。数値目標立てて。
    市産割合、野菜49%、山形市20%
    地域間で若干の差はあるー藤島60,市46、羽黒42と一番低くはなっているが、納入できる業者の差。今後生産者の組織化、JAの協力を進める。
  Q 今学校では地元の食材を使っている。他の旧町村は合併前にセンター作って、地元産使用している。
    (拍手あり)
  Q センター配送の場合、小学校ごとに配車か。保温設備は。
  A 具体的なところはまだだが、当然、配膳室、保冷庫など必要。
    一校一台ではない。複数校経路考える。
  Q その費用と、調理設備改修費用の比較は。
    小学校は避難所。自校調理無くすのはもったいない。
  A 積算まだ無いが比較は人件費も含めて。
  Q アレルギー食は。どれくらいいるか。
  A 数は差し控えたい。櫛朝温など対象児が少ないセンターでは除去食・代替え食を出している。白山はおこなっておらず、アレルギーに関わる成分を家庭に知らせている。藤島も同じ。100%対応は難しいが、今後対応が必要になっていく。
    家庭で弁当を持たせている話を聞くと、何とか提供したいと思うが、施設・体制の問題でまだできていない。
    羽黒は数名ということなので、要員をあてて専門につくる。混在しないよう。
  Q ウチはアレルギー。対応してもらえるのはありがたいが、鶴岡の家庭で「なぜ鶴岡だけ」となる。すぐにはできないのでは。
  A 白山センターに栄養士4名、櫛引も・・
  Q 田植えの時期になぜ。貴船民営化の時も、すべて決まってから。お役所仕事だ。
    今は、3時間目は終わると、匂いがしてきて「4時間目がんばろう」となっている。
    先生が地元食材紹介も。そういう根本的なことが忘れられている。
    学校で給食の匂いがすると懐かしい感じがするが、子どもたちはそういうことを体験できなくなる。
    今日は、学校で予定があった日だ。日程も一方的。
  Q 羽黒センター方式とか、小学校でつくるとか、小学校のPTAで(「反対」で)動いていいか。
  A 中学校への説明はこれから。近々役員会で話したい。
  Q 朝日櫛引の給食民営化の問題は、佐藤みねお議員の質問を見るとわかる。(注:みねお議員は、「学校給食民営化」の急先鋒です。)
    プラットフォーム設置工事秋完成なのか。
  A 3月議会で議決された。     
   (ここで石井議員が抗議)
  Q 自校とセンターの仕入れ方式は違うのかい。「給食費上がってでも自校」とか、色々意見がある。
  A 食材費250円以外
  Q 佐々木区長 「他の地域はセンター方式」というが、他地域で自校からセンター化の特、どんな抵抗あったか。
  A 資料持ち合わせていない。   
  Q 説明会の議事録をまとめて欲しい。
  A 整理して、それをもとに今後話し合いを継続したい。
  Q 各校の能力は、機器修繕・買い換え費用は
  A 業者見積もりもタダではできないので難しい。
  Q 「決定ではない」ということでいいか
  A 教委としてはセンター化が方針だが、説明して合意を得て進める。
  Q 合意得られなかったらどうする。
  A 仮定の話はできない。意見は教育長・市長に報告する。




 前日までの説明会の状況が伝わっていると見えて、保護者側の反対の声はますます強くなっているようでした。
 当局は、ともかく意見を聞く場を設けるということが今回の説明会の目的と見えます。
 次回、「みなさんから出された疑問に答える」としておこなわれる二回目の説明会がポイントになりますが、つまるところ、

 「合併した」 「(合併によって)市の財政が厳しい」という理由で、「他と同じにしなければならない」という当局の理屈に対して、

 「自校方式は優れている」「羽黒独自のものを残す」 「当局や議会と対立しようとも頑張る」という立場を貫くことが求められていくと思います。

 がんばれ、保護者のみなさん! 共産党市議団も共にがんばります。


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