4月30日(金)、被災地に絵本を届けてきました。
鶴岡の「子どもの読書を支える会」が取り組むということを聞いて、代表のT先生、運転手役のT先生と一緒に車で日帰りしてきたものです。
支える会が新聞報道で被災地に絵本を送る活動を知って、会員に呼びかけたところ、一週間程でダンボール箱10数個分の絵本が寄せられたといいます。ほとんど新品同様です。
後ろのダンボール・紙袋に、持参した絵本が入っています。
絵本の受け入れ先である「こどもとあゆむネットワーク」の代表で、同ネットワークの連絡先になっている「横田や」の店主:横田さんのお話を聞きました。
私の左側の方。優しく、飾らないお話をしてくださる、絵本に出てきそうな方でした。
右側のT先生が持っているのは、横田やで買った「はらぺこあおむし」
横田や店内。百数十年前の建物の中に、絵本や木のおもちゃなどがギッシリ置かれた、ぬくもりの空間です。
「子どもたちに必要なことは、『早く日常を取り戻すこと』。今は、毎日が『非日常』」
「絵本を送る活動は、緊急避難的なもの。もう少しで終わり」 (地元の本屋さんから供給されなければならないということです。これも、子どものための地域の
「日常」、地域社会の仕組みを取り戻すということですね。)
「ネットワークも3年間で終わりと考えている。3年後には『元に戻って』いなければならない」
「保育園のニーズを聞いて、歯ブラシを集めて提供したりもしている。多くの保母さんが『水を被った』。そうした状態にある現場の人を支援していく」
「必要なものは日々変わっていく。数日前はおんぶひもを集めた。余震時などに避難するために必要。これから夏物の子ども服とか。」
私は、「被災地の子どもらに本を読み聞かせてあげられないものか」とか、「今後どんな形で絵本を送る活動を広げるか」などということを考えていたのですが、それが見当違いの空想であったことに気づかされました。お恥ずかしい・・。
支援はやはり、当事者のニーズをつかんで、それに応えていくということに尽きるようです。
今後、ネットワークのHPをチェックして、ニーズに機敏に応える活動をしていきたいと思います。
こどもとあゆむネットワーク http://www.ayumunet.jp/
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