さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ケリ(鳧)2015

2015年05月22日 | 野鳥
今年も、1年ぶりにケリ(鳧)に会いに行ってきました。

今の時期は、ちょうど子育て中のため、気が立ってるケリ。

田圃に付くと・・・・・・・けたたましいケリの鳴き声が、田圃に響き渡ってます。

今年は、例年より、農道に近い所に営巣したようで、カラスなどだけでなく、人間が近くを歩くたびに威嚇の鳴き声を発してるようです。



少し離れたところにもう一羽います。(雌雄同色のため、どちらが雄か分かりませんが、警戒態勢から見ると、手前が雄??)



ケリの事については、過去何度か書いてますが・・・・・

チドリの仲間で、タゲリに近い留鳥です。

主に東北地方でよく見られたようですが、現在では中部地方、関西地方を中心とした近畿以北の本州にも、繁殖範囲が広がってるようです。

水田の中や畦などの地面に藁を敷いて営巣しますが、場所と時期によっては農作業に著しく影響されるため、せっかく作った巣も壊されることも多いようですね。



営巣中のケリの威嚇行動は、尋常なものではなく、カラスの営巣時期と同じように、何にでも突っかかっていきます。

次の写真も、威嚇行動の一つ!

少し離れた畦道にいたけりが、何かに反応して身構えながら、大きな声で威嚇し始めます。



そして、突然、スクランブル発進! 一目散に相手に向かって行きます。    何に向かって行ったと思いますか?

カラス?コサギ?アオサギ?・・・・・・・実は、ハクセキレイなんです。

近くで、動く物には、何にでも反応するみたいです。



次の写真は、ちょうど着陸態勢に入ったところです。

飛行機の車輪のように、長い足を下げて着地します。



着地はこんな風に・・・・背中のコントラストが綺麗です。



少し離れた田圃で、餌を捕ってくるようです。巣の近くへ戻ってきたけりの飛翔姿です。

特徴の一つ、赤橙色の目と黄色のアイリングが目立ちます。



この日は、ケリを刺激しないように、少し離れた樹の陰でスタンバイしていたのですが、近くを通る人に反応してスクランブル発進した時は、こちらの方にも威嚇してきます。



次の写真は、最接近してきた時のものです。頭上を鳴きながら通過していきます。



この時は、雛の姿は見えなかったのですが、Kさんによると、この数日前には、雛の姿が見えたとのこと。

もしかすると、天敵にでも襲われたのかも知れません。

どこか、草むらに隠れていてくれればいいのですが・・・・



今回のおまけは、ケリの合間に、暇に任せて撮ったクマバチ(?)のホバリングです。


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