明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて18年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

腕の良い瓦屋さん

2009年12月05日 | 不動産屋のブログが一番
すると「こりゃあ漏るわ、素人が葺いたようなもんや」。
外観から見ても私にはわかりませんでしたが、本物のプロ見ると一瞬し
てわかるようでした。瓦本体の方は問題はないようですが、屋根の棟の
納め方が素人の仕事といいます。直線棟と下り棟の2種類ありますが、
腕の悪い職人が下り棟を葺くと雨漏れの可能性が高くなるということは
、過去の雨漏れの修理現場からわかっていましたが、今回も同じことが
言えるようです。お客さんは2年前に屋根の修理をして直したと言って
いましたが、見ると確かに下り棟にしっくいで継ぎ足した形跡はあるよ
うです。でも、もともと悪いものに手を加えても直るわけはないわけで
すね。むしろしっくいを継ぎ足して手を加えることで、棟に入った雨水
が出れなくなってひどくなっているようでした。
棟を赤土からすべてとって、葺き替えなければ直ならいのでその工事の
見積もりを作ることにしました。現調をした後、屋根からおりてきた瓦
屋さんと話をしていると、軽トラックのドア部分に会社名がふたつ書い
てあるのに気付きました。聞くと屋根工事が年々少なくなって屋根だけ
では職人が遊ぶので、別会社を作って町工場の仕事をしていると言って
いました。地元でも大手の会社で瓦工事以外の仕事を直接しているよう
でした。『あの男なら』という紹介があって、仕事もとぎれなくきている
ようです。この不景気な時期に新しい仕事を始めることは大変なことです
が、回りの人で見るべき人はしっかりと見ているもだと思います。
瓦屋さんで廃業をするところが増えているといっていましたが、日本の
将来のためにもいい瓦屋さんはいつまでも残ってほしいものですね。

千年ホームの不動産 http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html

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