ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソンらが共演するメガヒット・カーアクション、「ワイルド・スピード」シリーズの最新作(第8作)を見に行きました。
ワイルド・スピード ICE BREAK(The Fate of the Furious / Fast & Furious 8)
このシリーズに関してはストーリーは気にせず、いい車にいい女、ありえないカーアクションをとにかく楽しみにしています。そして今回も期待通りにおもしろかった! スリリングな展開に心地よい興奮を味わいました。
物語のはじまりは、アメリカとの国交回復のニュースもまだ耳に新しいキューバのハバナ。レティ(ミシェル・ロドリゲス)とのバカンスを楽しんでいたドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、なりゆきから現地で一番速い車に乗っている男に、ボロボロの車を”ブライアンのやり方で”細工をし、ロードレースに挑みます。
さっそく陽気でカラフルなハバナでのお馬鹿レースから、こう来なくちゃ!とハートを鷲掴みにされました。ポール・ウォーカー亡きあと、今回はさすがに(CGなどでの)出演はないだろうとは思っていたけれど、(ポール演じる)ブライアンの存在を意識したセリフが何度も出てきたのにぐっときました。
今回の敵は美しく冷酷な世界最強のサイバー・テロリスト、サイファー(シャーリーズ・セロン)。ドミニクを部下に従え、世界征服を企みます。それはドミニクにとってはファミリーへの裏切りを意味しますが、これには深い事情があったのでした。
舞台はキューバから、ベルリン、ニューヨーク、そしてロシアへ。ニューヨークでは、おびただしい数の車を一気にハッキング。遠隔操作で走る凶器と化し、隊列を組んで走り出す車が大迫力だった。でも将来、自動運転が一般的になったら、こんなこともできちゃうかもね、とちょっと恐ろしくなりました。
そしてクライマックスは、ロシアの大氷原での潜水艦とのバトル。氷を突き破ってどこまでも追いかけてくる潜水艦はまるで巨大なクジラのよう。たしかに脅威ではあるけれど、遮るものがない大氷原だとスピード感を感じにくいかな...。個人的には都会や崖っぷちのバトルの方がスリリングで好きです。
でも実は今回一番気に入ったのは、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)の娘のサッカーチームのシーン。子どもの試合だからって決して手抜きはいたしません。^^ 試合前のハカの美しさに心を奪われました。それから、ショウ(ジェイソン・ステイサム)の赤ちゃん救出大作戦も楽しかった。
このほか、ポール・ウォーカーに代わってのイケメン枠? ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)の部下役でスコット・イーストウッドが登場。ヘレン・ミレンがショウのお母さんというのは、はまり役すぎて笑いました。^^
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