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シェフズ・スペシャル @ムーンライト

2017年05月29日 | +映画のひとさら

映画「ムーンライト」のラスト近く。大人になったシャロンが、ケヴィンから”会いたい”という電話を受けて、アトランタからはるばる会いに行きます。ケヴィンはマイアミのダイナーで、シェフとして働いていました。彼は閉店後のダイナーにシャロンを招き入れ、お店の名物”シェフズ・スペシャル”(Chef's Special)を作ってもてなします。

ケヴィンの作る”シェフズ・スペシャル”は、白いごはんにブラックビーンズ、鶏肉のグリルを添えたワンプレートのキューバ料理。映画を見た時から作りたくてうずうずしていましたが、同じことを考えたシェフの方が動画をアップされていたので、参考にして作ってみました。

Binging with Babish: Pollo a la Plancha from Moonlight

チキンの鉄板焼き(Pollo a la Plancha):
マリネした鶏むね肉を、鉄板のかわりにフライパンで焼いて作りました。カイエンヌペッパーは家になかったので省略。

ブラックビーンズ(Frijoles Negros):
たまねぎ、ピーマン、にんにくを炒める時、家にあったクミンシードとコリアンダーシードを少々入れましたが、これが大正解。一気にカリビアンな味になりました。ブラックビーンズの缶詰は、カルディで見つけました。

缶詰にもともと味がついていたので少々不安でしたが、料理の味を邪魔しない薄い味付けでちょうどよかったです。動画と同じく炒めたベーコンを加えましたが、これはお好みで入れなくてもいいかも。

白いごはん(Arroz Branco):
動画ではオリーブ油とにんにく、塩、ベイリーフを入れて炊いていますが、私はふつうに炊飯器で炊きました。最後にシラントロ(cilantro =コリアンダーリーフ、香菜)を散らしてできあがり。ライムをしぼっていただきます。

初夏を感じる今の季節にびったりの味で、おいしかった! ブラックビーンズはメキシコ料理のチリ(chili)に似ていますが、あっさりとしていて、白いごはんにかけていくらでも食べられそう。キューバの代表的な家庭料理ですが、日本でいえば五目豆か、ひじきの煮ものみたいな感覚かもしれません。

キューバ料理といえば昔、歌手のグロリア・エステファンが経営するレストランで食べたことがあります。フロリダはキューバから近いこともあり、キューバ系の人が多く住み、お料理や音楽など、独特の文化圏を形成しています。

Bongos Cuban Cafe(ダウンタウンディズニーのキューバ料理)(2007-12-04)

ごはんや豆、シーフードなどもあり、味付けはまったく違うものの、日本人にもどことなく親しみを感じるキューバ料理。モヒート片手にいろいろ作ってみたくなりました。

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