祇園から四条通を西にしばらく歩いて...夕食はフランス料理の B Legumes a table (ベ・レギューム・ア・ターブル)さんを予約していました。堀川通に近い小路にあるこじんまりとしたレストランです。”食卓に野菜を”という店名なだけに、京野菜や京の食材を生かしたお料理を楽しみにしていました。
朝採り農園の恵みと3種のオードブル取り合わせ。この日のオードブルは、サラダの奥にちらりと見えるホタルイカ、左手前がサーモンの燻製、右手前がベーコンとたまねぎのキッシュです。肉厚のサーモンがとろけるようなおいさでした。HPを見ると、お取り寄せもできるようです。
前菜は2種類から選びます。こちらは、”七穀米と安曇川(あどがわ)のこごみ、木の芽を使ったリゾット”です。山菜を取り入れた野趣あふれる一品でした。
私は”そら豆の冷たいスープ バニラ風味のアイスとともに”をいただきました。そろそろ冷たいスープがおいしい時期でした。それにしてもバニラアイスをあわせるとはユニークです。おそらくデザート用より甘さを控えめに作っているのでしょうが、ほんのりした甘さと冷たさがスープを引き立てていました。
メインのお料理はお肉とお魚がありましたが、2人ともお肉料理をいただきました。”国産牛肉のポワレ 新玉ねぎと三度豆のサラダ仕立て”。一年に三度収穫できることからこの名がついたようですが、関西ではサヤインゲンのことを三度豆とよぶのですね。お肉はさっぱりとした味わいで、私が飲んでいたカリフォルニアの白ワインにもよく合いました。
デザートです。こちらは”新生姜のブラマンジェ エスプレッソのアイスクリーム”。わずかに生姜が香り、ほんのり和がアクセントになっていました。
私は”マンゴーのババロア ココナッツのスープ”をいただきました。初夏らしいトロピカルな組合せです。
最後に深煎りのコーヒーを、ヨーグルトのマカロンとともにいただきました。
旬の京の食材をさりげなく取り入れたフランス料理は、どれも軽やかな味わいで最後までおいしくいただけました。私たち以外は地元の常連さん?とお見受けしましたが、近かったら何度も通いたくなりそうです。心地よい余韻のままお店をあとにしました。