浅草・浅草寺の一画にある、伝法院の特別拝観(5月7日で終了)に行ってきました。
伝法院は浅草寺の本坊で、伝法院通りに入口がありますが、ふだんは公開されていません。GWで混んでいるかと思いきや、まわりの喧騒がうそのように、ここだけひっそりと穏やかな時間が流れていました。中には客殿をはじめとする歴史的建造物と、寛永年間(1624-1644)に茶人の小堀遠州によって作られたといわれる庭園があります。
庭園には細い流れでつながった大小2つの池があり、その周りをぐるりと歩いて回れるようになっています。歩き進むごとに変化に富む風景を楽しむことができました。この角度からは、ちょうど後ろに浅草寺の五重塔が見え、伝統的な日本を感じる眺めでした。
園内には藤棚や枝垂れ桜の大木があり、花の頃もきっとみごとでしょうが、青葉の鬱蒼と茂る初夏の風景も、清々しく美しかったです。
この角度からは、後ろにスカイツリーが見えます。五重塔とスカイツリー、古今の2つの塔の競演が楽しめるのも、こちらの庭園ならではです。
この日は和服姿の女性が何人もいらして、美しい庭園に華を添えていました。
池の端に、キショウブが咲いていました。
キタテハがひらひらと飛んできたところをパチリ。平和な光景でした。